【自由人記念日～神無月朔日～】No.45｜ソーシャルスタイル（前S-style）メルマガバックナンバー

【自由人記念日～神無月朔日～】No.45

2021年10月01日

私は昨年の９月末に、
３８年６か月余り勤務
した会社で定年退職を
迎えました。

生涯現役と心得えてい
ましたので、
１０月１日には
第２の人生を歩み出し、

”組織人”から”自由人”に
生まれ変わった日です。

そこで私は、１０月１日を
『自由人記念日』と名づけ
ました。

１０月１日を旧暦では、
神無月朔日と書きます。

旧暦の月の呼び名は
和風月名（わふうげつめい）と
いいます。

明治６年から採用された現在
の暦（グレゴリオ暦）は、
ご存じの通り太陽の動きをも
とに作られています。

一方、旧暦は、基本的には、
月の満ち欠けをもとにして
います。

新月が各月の朔（１日）です。

朔（ついたち）という漢字は、
「逆方向」や「もとへ戻る」と
いう意味を表す「屰」と「月」
の組み合わせで成り立っており、
「月がもとに戻ること」を表し
ています。

新月が１日、翌日を２日、３日
と数え、次の新月の日が、翌月
１日と数えていくのです。

月は地球の周りを楕円軌道を
描いて好転しており、新月から
次の新月までの日数は一定では
なく、平均で約29.5日です。

この結果、月の満ち欠けだけで
暦を決めると、春化春秋の季節
感とずれてしまいます。

そこで、旧暦は、太陽の動きを
加味した｢太陰太陽暦｣を使って
います。

太陽暦が１年が３６５日である
のに対し、

太陰暦の１年は、
約29.5日×12ヶ月=約３５４日です。

太陰暦の方が約１１日短いため、
太陽暦と段々とずれてしまいます。

このずれを調整するために
太陰太陽暦を採用しているのです。

太陰暦と季節のずれが大きくなり、
ひと月分近くずれると、閏（うるう）
月を入れて、修正するのです。

例えば、３月の次の閏月は
「閏月３月」と呼びその年は13ヶ月
となります。

現在の閏年は４年に１回、１日だけ
ですが、旧暦では約３年に１回。
しかも約３３日間も閏月がある感じ
だったんですね。　

話を今日（神無月朔日）に戻します。

神無月の「無」は「の」を意味し、
神の月（神様の月）という説があり
ます。

一方、全国の神々が出雲大社に行って
しまい、各地には神がいないので
神無月（神が留守）という説もあります。

では１０月は出雲以外の場所に神様は
いないのでしょうか？

答えは「いいえ」です。

全ての神様が出雲に出かけてしまうの
ではなく、留守番される神様がいます。

その代表格は「恵比須神」（えびすしん）

他には「金毘羅神」（こんぴらしん）
「竈神」（かまどしん）
「道祖神」（どうそじん）です。

「恵比須講」（えびすこう）を
神無月にするのはこのためです。

全国的には神無月と言いますが、
出雲では、神在月と呼びます。

旧暦の１０月なので今の１１月
のことです。

昨年は、自由人となった門出の
年でしたので、神在月の出雲大社
に妻と二人でお参りに行きました。

出雲大社の西1kmにある稲佐の浜で
行われる神迎神事・神迎祭は、
毎年旧暦１０月１０日に行われます。

今年は、１１月１４日（日）が旧暦
の１０月１０日に当たります。
https://www.izumo-kankou.gr.jp/6404

時の経つのは本当に早い！

自由人２年目の今年

また、新しいことをどんどんチャレンジ
していきます。

昨日より今日、今日より明日が、

半歩でも

数ミリでも

前進できるよう、

我々S-styleのふたり、

頑張っていきたいと思います。

こんな我々を応援いただければ幸いです。