オレンジメールにて配信したメルマガのバックナンバーです。

今日のテーマは
『コミュニケーションの大切さ』
です。

３月に父を見送り、
７月には母がまさかの母の他界。

そしてこの間、私は、突然
kindle出版プロデューサーに
なると決意して、急に走り出
しました。

妻は翻弄されっぱなしでした。

そんな妻を慰労するために
あることを思いつきました。

それは、妻が前々から行って
みたかったけど行けてない所
に連れて行くことです。

その場所は、
北アルプスの玄関口”上高地”
です。


上高地の朝を満喫するため
松本に前泊し、のんびりする
ことにしました。

名古屋発１０時

旅行としてはゆっくり目の
”特急しなの”を選びました。

そして、松本市内をのんびり
散策する予定を立てました。

それなのにまさかの大喧嘩。

原因は、事前の準備不足！

土曜日は二人とも東京日帰り、
日曜日は私が早朝テニス、
晩御飯は私だけ外食、

昨日の月曜日も私だけ外出し
晩御飯は別々でした。

事前の打合せをしないまま
当日を迎えることになって
しまいました。


それでも事前に松本城だけ
は、目的地として合意して
いたはずでした。

国宝に指定されているお城は
全国にたった５つ

松本城
犬山城
彦根城
姫路城
そして昨年１１月に訪れた
松江城です。

松本城はふたりとも登城済み

でも、二人では行ったことが
なかったため、私は勝手に
久しぶりに松本城に登城できる
ものだと思い込んでいました。

ホテルに荷物を預け、市内を
散策しながら松本城に向かって
歩き始めました。

ところがなんだか様子が変です。

お堀に近づいて来ると、何故か
お城に入ろうとせず、お堀沿いに
反時計回りに進もうとする妻

私は登城する気、満々だったので
当然のように妻を入り口から強引
に連れて行きました。

そこで、言い争いが始まってしまい
ました。

遂には声を荒げて「もう帰る」と
言い出し、一人歩き出した妻を追い
かけて行き、何とか近くのベンチに
座らせました。

そこに自転車に乗ったおじさんが
「こんにちは」と我々に声掛け
して通り過ぎました。

多分、遠くから我々の様子を見て
いたのでしょう。

私たちはこの声掛けに救われました。

そして、私が折れることに…

妻が行きたかったお堀回りを歩き
出しました。

湿度は低いものの、１０月とは
思えないほどの日差しの強さです。

喧嘩したこともあり、松本城に
着く頃には、妻はぐったり疲れ果て
ていました。

松本城を眺めるベストロケーション
の日陰のベンチに根が生えた二人。

ベンチに座って舞台を見ているような
光景が繰り広げられました。

１つ目のストーリーは、
人力車に乗ってやってきたご夫婦
でした。人力車に乗って松本城をバック
に写真撮影をして、戻っていきました。


２つ目のストーリは、
松本城のすぐ近くの”四柱神社”で
結婚式を挙げたばかりの着物姿の
カップルと親族一同です。

やはり松本城を背景にプロのカメラ
マンが我々の目の前で写真撮影を
繰り広げたのでした。

最初のおじさんの声掛けに加えて
立て続けに繰り広げられた光景に
救われた我々は、次々に
いろんな人から

”夫婦仲良くしなきゃだめだよ”
って諭された気がしました。


そして漸く少し元気を取り戻し、
ベンチから立ち上がることが
できました。

歩き始めると、我々より少し年配
の仲の良いご夫婦がおられました。

そのそばで、松本城をバックに
自撮りをしようとしたところ、
タイミングよく、そのご主人が
「撮りましょう」と声をかけて
くださいました。


今日の行き違いは、
事前のコミュニケーション不足
からくるものでした。

些細なことで、大喧嘩が始まって
しまい、一時は暗雲に包まれ、
大惨事になるところでした。

さて、明日はいよいよ妻の念願の
上高地です。

妻にとっては初めての上高地、
私も何十年ぶりかの訪問。

ワクワクドキドキ感でいっぱいです。

このメールが配信される時は、
松本からバスに乗り、上高地への
拠点の地、新島々から沢渡（さわんど）
に差し掛かるバスの中。

明日は、上高地からご報告しますね。