オレンジメールにて配信したメルマガのバックナンバーです。

心配性で、発言はいつも後ろ向き。
「大丈夫だよ」と励ましても、効果
はまったくなし。

でも、だって、私なんかといじいじ、
グチグチ。

口を開けば、他人の悪口。

そんな人が、きっとあなたの周りに
もいますよね。


友人や、会社の上司、同僚、部下。
趣味やサークル仲間、ママ友。

ある特定の人の影響で周りの関係性
が悪化したり、組織内はぎくしゃく
したり、閉塞感が充満してしまった。
そんな経験も、ありますよね。


性格の良い人と、悪い人の定義づけ
をするのは、私には難しいです。
決めつけることも、難しいです。
ですが、経験上、それぞれには傾向
があると思っています。


・性格の良い人の傾向
　楽観的な考え方
　人やことを褒める
　プラス発言をする
　ポジティブ思考である


・性格の悪い人の傾向
　悲観的な考え方
　人やことをけなす、悪く言う
　マイナス発言をする
　ネガティブ思考である


1990年より以前は、性格は変えられ
ないと言われていたそうですが、
1990年以降に、脳科学、遺伝子学の
研究が進み、性格は想像以上にしな
やかに変化することが、解明された
そうです。

生まれ持った性格は、遺伝したんだ
から、どうしようもない、仕方ない
と思っていた私。
これには、とても驚きました。

でも、そう言われてみれば、大学の
同級生で、自分の思いどおりになら
ないと直ぐに機嫌が悪くなり拗ねる
人がいたんですが、結婚して、出産
をして、穏やかな笑顔を絶やさない
柔和な女性になっているんです。

逆に、昔一緒に働いていた同僚で、
おおらかで面倒見が良かった人が、
久しぶりに会ったら、仏頂面で他人
を見下し、悪態をつくようになって
いて驚いた経験もありました。

確かに、性格や思考は、良くも悪く
も変化するみたいです。


ちょっと考えてみてください。
性格の良い人と過ごす時間と、性格
の悪い人と過ごす時間を比べると、
自分自身に違和感を感じる経験した
ことありませんか？

どういうことかと言うと
私は短時間でも、不機嫌な人といる
と気持ちが塞ぎます。
極端な話、寝付きも悪いです。

前向きで明るい人と一緒にいた日は
何故か嬉しくて、笑いが絶えなくて
いい気分で、ぐっすり眠れるようで
す。

それは何故かというと、なんと、
『性格は感染する』ので、その影響
を受けてしまうからだそうです。


特に、イライラや憎しみ、わがまま
といったネガティブな感情が周りに
与える力（感染力）は、優しさとか
喜びといったポジティブな感情より
７倍も感染力が高いそうです。


例えば、５人の友人（仲間）のうち
１人がネガティブな人だった場合、
次第に、他の人はネガティブな人に
引っ張られ、表情や姿勢、声の出し
方まで似てくると言います。


冒頭に述べたような
ネガティブな人のために自分を犠牲
にしないよう気をつけましょう。

その人に合わせたり、その人と周り
の仲裁をしたり等、何とかしようと
頑張りすぎていないかを考えるよう
にしましょう。
サポートしても素直に考え方を変え
られないのなら、はっきり言って、
「関わらない」のが賢明です。

距離を置きましょう。


その人のネガティブな発言や、言動
は、あなたに責任はないのです。

その人が変わらないのは、
あなたの助言が間違っているからだ
と思わないようにしましょう。

人の性格を他人の力で変えることは
簡単ではないのです。

相手への接し方、スタンスを考えま
しょう。
自分を変えることです。

友達は、替えられても、
友達（の性格）は、変えられません。


もう一度、繰り返します。
ネガティブな感情は、感染力が強い
のです。

自分の心身を守るために、ゆっくり
と距離を置いて徐々に離れましょう。