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あなたがもしも特段の映画好きでなく
てもスティーブン・スピルバーグ監督
の名前はご存じだと思います。

彼は１９４６年１２月１８日、オハイ
オ州シンシナティでウクライナ系
ユダヤ人の家庭に生まれ、アリゾナで
育ちました。

今日は、スピルバーグが映画にかける
とんでもない情熱と行動力についての
お話しをします。

まず、スピルバーグが手掛けたヒット
作品をみてみましょう。

1975年　JAWS/ジョーズ
1977年　未知との遭遇
1981年　レイダース 失われた聖櫃＜アーク＞
1982年　E.T.
1984年　インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説
1985年　カラー・パープル
1989年　インディ・ジョーンズ/最後の聖戦
1993年　ジュラシック・パーク
1993年　シンドラーのリスト
1997年　ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク
2001年　A.I.
2005年　宇宙戦争
2008年　インディ・ジョーンズ
　　　　　　クリスタル・スカルの王国


このようにヒット作を量産した超有名
なスピルバーグ監督の大学での専攻は
映画とは関係ない英文学科だそうです。

実は、映画学科に進学したかったので
すが成績が届かず進路変更をせざるを
得なかったということです。

しかし、映画好きの彼は、諦めません
でした。隣にユニバーサルスタジオが
あるカリフォルニア州立大学の英文学
科を選んだのです。

そして、たくさん映画の撮影現場を見
るためにまず彼が行ったのは、ユニバ
ーサルスタジオへ行く観光バスツアー
への参加でした。

スタジオ内に入るためにツアーに参加
しましたが、途中でトイレに隠れてし
ましました。
乗ってきたツアーバスが行き去るのを
待って、トイレから現れスタジオ内を
勝手に見学し始めたのです。

端的にいえば不法侵入です。
凄い執念ですよね。

こうしてスタジオ内の色んな部署を興
味深く見て歩き、厳重なセキュリティ
エリア内まで侵入してしまいました。

そこで編集局長に見つかってしまった
のですが、編集局長は、スピルバーグ
が無断で入ってきたことを知っていま
したが、彼が熱く語る話を聞いてくれ
たのです。

そして、自分で作った４本の短編映画
の話をした彼に対して、３日間限定の
スタジオへの通行証を発行しました。

こうしてスピルバーグは、スタジオに
通い始めるのですが、この３日間で顔
を覚えてもらい、３日目以降は顔パス
でスタジオに通うようになったのです。

さらに、驚いたことにどうしても映画
を作りたかったスピルバーグはスタジ
オ内の空き部屋の掃除小屋を見つけ、
勝手に自分の名札をかけてオフィスと
して使うようになったというのです。

彼は大学には行かずに毎日こうした
生活を２年間も続けたので、結局、
大学は卒業できませんでした。

しかし、この間、映画製作のノウハウ
をしっかり習得し、さらにユニバーサル
スタジオの取締役数人との間にコネク
ションを築くことに成功しました。

規則を重んじ、融通が利かない組織が
多い日本ではなかなか考えにくい、
にわかには信じがたい話ですよね。

そして、 ２１歳の時に映画資金を提供
してもらい作った短編映画がアトラン
タ映画祭で最優秀短編映画賞を受賞す
ることになりました。

さらにこの映画がユニバーサルテレビ
部門の責任者の目に止まり、ユニバー
サルと7年契約に繋がっていったという
のです。

ここからスピルバーグは数々の大ヒット
映画作品を生み出していくことになった
ということです。

私はこのスピルバーグの逸話から次の
ことを学びました。


・熱意があれば必ず道は拓かれるので
　勇気をもって行動する

・現場から直接ノウハウを習得する
　ことが大切である

サラリーマン時代に勤務していた際には

ノープレー・ノーエラーは０点
プレー＆エラーは５０点
プレー＆サクセスは１００点

を意識してきましたが、今は、プレーし
続ければ必ず成功すると信じています。

従って、とにかく行動することが一番
重要であると思います。

今年も残すところ１１日となりました。

あきらめずに最後まで行動していきた
いと思います。