【熟年離婚や卒婚を回避する方法】No.117
今日は主に５０代以上の男性のあなたに
お送りしますね。
あなたは日常生活の中で、たぶん
「あの人とは距離間が遠いけど、
この人とは距離感が近いんだよね。」
などというように”距離感”という言葉を
使うことがありますよね。
いうまでもなくここでいう”距離感”は、
心理的距離間を指しています。
また、少し前には長年連れ添った夫婦が
夫の定年退職を機に離婚する”熟年離婚”
という言葉をよく耳にしましたが、最近
では日常茶判事になったせいかあまり聞
かなくなりました。
その代わりに、戸籍上は夫婦のままだけ
ど、心の中ではお互いに”夫”や”妻”では
なく、単なる同居人同士が同じ屋根の下
に暮らし、「食事」も「洗濯」もすべて
別々という家庭内別居が増えているとよ
うです。
日本語は時代と共に変化し、昨今は何で
も短い言葉で表現することが多くなって
います。
例えば、３０歳前後の年齢の人のことを
「around（前後）」と「Thirty（30）」
の頭だけとって”アラサー”といったり、
６０歳（還暦）前後を”アラ還”といった
りします。
そしてこの家庭内別居のことは、”卒婚”
といわれていることはご存じのとおりだ
と思います。
夫婦になったのはひとかたならぬご縁が
あったからですよね。
夫婦ともに健康なうちはいいですが、こ
の先老いて病気になったり、認知症にな
るリスクや老人福祉施設に入る可能性も
でてきます。
やがて訪れる誰もが避けることができな
い死に直面した際にどうするかという課
題もあります。
こうしたことを考えればきっぱり離婚し
ないのならば”卒婚”ではなく日々、笑顔
で過ごし卒婚を卒業する「卒、卒婚！」
したり、離婚する前に”復縁”できたらそ
れに越したことはありません。
こういう私も妻から
「自分でも、できない癖に私ばかり責める」
とか
「すぐに感情が顔に出る」などと妻から
お叱り（笑）を受けることが多々あります。
実際にこれは笑いごとではなく、あぐらを
かいていては、”離婚”や”卒婚”の憂き目に
会う可能性も否定できません。
こうした事態は是が非でも回避せねばなり
ません。
私は、笑顔の終活のあとがきの中で好きな
言葉・信条があります。
それは「責め心は、相手の我が儘をつくる」
という言葉です。
人間関係を円滑にするために、
”責め心”を持たないことが重要だと自分を
戒めるためです。
心理的距離と身体的距離は大体一致してい
ると言われており、好意を持っている人や
心を許している人には、近寄りたいと思い
ますし、逆に、警戒心や敵対意識のある人
に対しては、遠ざかりたくなります。
このため、自分と相手との身体的距離を見
れば、自分が相手にどのような関係を望ん
でいるのか、相手が自分とどのような関係
を望んでいるかを推察できます。
話が紆余曲折した感はありますが、
では「熟年離婚や卒婚を回避する方法」
とは一体どんな方法でしょうか？
心理学に”単純接触効果”ということ言葉が
あります。
これは、繰り返し接すると好意度が増したり
高印象になるという効果のことです。
1968年、米国の心理学者ロバート・ザイアン
スが論文(1968) にまとめたことからザイアン
ス効果といわれることもあります。
このザイアンス効果（単純接触効果）を使え
ば”熟年離婚”や”卒婚”から脱出し、通常の会
話がある結婚生活を軌道修正できるかもしれ
ません。
日常生活においてもできる限り、傍にいるよ
うに心がけること、それも精神的距離感を保
つことしか方法がないのです。
これができないから今があると突っ込まれそ
うですが、、、、
その具体的な対応策としては、ずばり
”夫婦で旅行に行”イベントから始めてみては
いかがでしょう。
コロナ禍で２年近く移動もままならない状況
でした。旅行を計画するには今です。
日常生活で会話がないのに、そんなこと絶対
に無理というように思われるかもしれません
が、ぜひ試してみてください。
旅行という日常とは違ったイベントを企画
する際、次のようなことを意識することで
ザイアンス効果を発揮しやすいのです。
１．旅行前の打合せが重要
小さい頃の遠足も行く前が楽しかった
という思い出はありませんか？
実際に旅行に行くまでの時間、
できる限りお互いの希望を話し合える
と幸せホルモンが分泌します。
２．移動中、旅館・ホテルで一緒に過ごす
特に奥様の意向を最優先する。
３．旅行の思い出を話し合う
あなたの”起死回生”をお祈りします。
一般的に熟年離婚をしたカップルの場合、
女性は、水を得た魚のように元気になり
男性は、沈んだままの濡れ落ち葉のまま
であることが多いようです。
ですから旅行を計画する際の男性の心構え
として重要なのは、どんなことがあっても
奥様の意見を尊重するという心構えが大切
だと思います。
あくまでこれは私の意見です（笑）
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