オレンジメールにて配信したメルマガのバックナンバーです。

おはようございます。

今日は私の６１回目の誕生日です。


こんな暮れも押し迫った日によくも
まぁ産まれたもんだ！と、毎年毎年
思います。


本来の出産予定日は１月１日でした。

仮に本来の予定日どおり、誕生日が
新年早々だったとしても、良いやら
悪いやらって感じかもしれません。


１２月２８日の朝、母は冷たい川の
水で洗濯をしていたそうです。

そこで産気づき、産院に運ばれたと
聞いています。

産まれたのはお昼の１２時１０分頃。

※川で洗濯中に流れてきた〇〇から
　サクッと出てきた！！
　じゃなくて良かった（笑）


あらかじめ予定日を決めることを
「計画分娩」といいます。

６１年前に「計画分娩」を選べた
のかどうかは知りません。

しかし、その当時は、お盆休みで
あっても年末年始であっても、受
け入れてくれて、産むことができ
たのは確かだと思います。
私は予定日よりほんの少し早く、
掛りつけの産院で、自然分娩で、
産まれました。

最近は、連休中などあｈ、医師や
看護師が手薄になるので、緊急事
対応が出来なくなるといった懸念
から、出産日を調整するといった
ことがあるようです。

今は、さまざまなスタイルの出産
が選択できます。

・自然に陣痛が始まるのを待ち
　出産する自然分娩

・陣痛の痛みをやわらげる無痛分娩

・人工的に陣痛を誘発する経膣分娩

・帝王切開

　などなど

余談ですが、海外の場合は、
無痛分娩が普通らしいですね。


息子は予定日を２週間ほど過ぎても
産まれてきませんでした。
更に、破水したので緊急入院しまし
たが、一向に出で来る気配なし。

このため、母体である私と、お腹の
息子と双方の命の危険を考えて、陣
痛促進剤を投与してもらいました。
が産気づきません。
業を煮やした医師は、今日中に産ま
れなかったら『帝王切開で産ませる』
といいます。するとその言葉がまる
で聞こえたかのように急激に陣痛が
きました。

『鼻からスイカを出すより』と聞い
てはいましたが、
ほんとに、マジで、痛かったぁ。


そんな出産を経験していますが、

仮に今、出産するとしたら、どんな
出産方法を望むかというと、

痛くても、曜日や仕事に不都合な日
が出産日に当たっても、可能な限り
自然分娩で産みたいと願います。

お腹の子供が、産まれてきたいよと
シグナルを発するその日に、出来る
なら、促進剤を使わずに、産むこと
を望みます。


出産予定日というのは、あくまでも
産まれてくるであろう日です。
確定日じゃありませんもんね。


６１年前、出産予定日が１月１日と
と聞かされていた母に、思いをはせ
ます。

初産で、しかも、遠く離れた故郷の
鹿児島県の両親の助けを期待できな
かった母。

どんなにか、不安だったであろうと
思います。

鹿児島の祖父が初孫である私の出産
に間に合うように、

そして母に精を付けたい一心で

長い道のりを七面鳥を抱え、汽車に
揺られて、駆けつけたと聞きいてい
ます。

当時は、夜行列車でした。

祖父が到着した時には、母は私を産
んだ後でした。

苦労が水の泡に終わった祖父は、間
に合わなかったショックでへたり込
んでしまったようです。

こんな時代に私は生まれました。


因みに、私は息子を里帰りして出産
しています。
産前産後の約２か月、母の手を借り
ました。


自分の誕生日は、産んでくれた母親
に思いをはせ、感謝する日ですね。


お誕生日おめでとうとお祝いされた
ら、その言われた数だけ、

「ありがとう、お母ちゃん。」と
言います。


母は８６歳。
あちこち痛い痛いと言うし、認知症
が進行し、記憶があいまいの状態で
昔話も出来なくなってきています。

それでも、もう少し、もう少しだけ
長生きして欲しいです。


お母ちゃん、

産んでくれてありがとう
ときちんと伝えていないので。