【４月に一気に大人が増える⁉】No.149｜ソーシャルスタイル（前S-style）メルマガバックナンバー

【４月に一気に大人が増える⁉】No.149

2022年01月13日

今週の月曜日、１月１０日は成人の日。

今年も、各地で新成人が新たな門出を
迎えられました。

あなたのお子さんやお孫さん、あるいは
ご親戚の方で、成人になられた方もいら
しゃったのではないでしょうか？

誠におめでとうございます。

今年の成人式の対象者は、次の期間に生ま
れた方でした。

平成１３年（２００１年）４月２日から
平成１４年（２００２年）４月１日まで

しかし、今年は、さらに一気に成人が増え
ることをご存じでしたか？

実は、４月１日付で明治９年以来１４０年
ぶりに民法が改正され、大人の定義が、
２０歳から１８歳に引き下げられるのです。

これにより、
令和４年（２０２２年）４月１日時点で
１９歳と１８歳の人は、新たに成人になる
のです。

これにより、昨日のメルマガNo.148で触れた
ように益々家庭でお金の話をする必要が強ま
ったと思います。

何故なら
今まで法律的には子供だった１９歳、１８歳
が、一夜にして、成年になるのですから。

消費者トラブルに巻き込まれる可能性が大き
くなるからです。

世間知らずの新成人は、悪徳業者の恰好の標的
になるのです。

３月末まで１８歳が、４月１日以降は、
親の同意がなくても次のような

・携帯電話の契約
・ローンを組む
・クレジットカードをつくる
・部屋を借りる

ことができるようになります。

その時、詐欺や脅迫契約の被害者になら
ないように、普段から家庭でお金について
世の中には、どんなトラブルがあるのか、
またそれを防ぐにはどうすればよいか等を
しっかり、話をして欲しいのです。

そして、詐欺や強迫の場合による契約は取
り消し可能ですし（民法）、不適切な契約
は、消費者保護法により無効や取り消しを
主張できます。

困ったときに、市役所の相談窓口の相談員
や弁護士相談を受けられます。
また、消費者センター等に相談される方法
もあります。

以前、知り合いの娘さん、息子さんが被害に
あったことがありました。

そこで、このようなマニュアルみたいな内容
になりましたことお許しください。

そしてもうひとつ、今回の成人年齢の改正で
お伝えしたいことがあります。

それは、最低結婚年齢の改正です。

現在、女性は、１６歳になれば親の同意があ
れば結婚できますが、この年齢が４月からは
１８歳に引き上げられます。

従って、結婚最低年齢が男女ともに１８歳に
なるため、親の同意が必要な結婚は存在しな
くなります。

選挙権も１８歳、結婚も男女ともに１８歳、
全て１８歳で大人として取り扱われるのです。

親としても心構えをリセットしないといけま
せんし、これまでどおり２０歳にならないと
できないことも残ります。

それは、飲酒や喫煙、馬券などのギャンブル、
養子を迎える、中大型運転免許の取得などで
す。

４月１日の施行まであと２か月余りとなりま
した。

・１８歳（成年）になったらできること
・２０歳にならないとできないこと

のリンクをご覧ください。

https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201808/img/02_08.gif

それでは、今日も良い一日を。