オレンジメールにて配信したメルマガのバックナンバーです。

あなたは「鶏は三歩歩けば忘れる」とか

ただ単に「三歩歩けば忘れる」という

言葉を聞いたことがありますか？


すぐに物忘れする人のことを言うときに

使う言葉です。



私は、トリ年じゃなく、ネズミ年です。


でも、自慢じゃないですが、最近、私は、

自信をもって堂々と胸を張って言えます。


自分に起こる「三歩歩くと忘れる」という

現象が滅茶苦茶多くなってきた！と（笑）


家の中でもこんなことが日常茶飯事です。

「あれ？スマホが見つからない」

「メガネどこいったんだろう？」


先日は、仕事場として使っている実家の

どこかにメガネを置き忘れて、見つかるまで

に、なんと約１週間もかかったことがありま

した(;^_^A


メガネが１週間も見つからない間、私の胸は

ずっとワサワサし、見つからないメガネが

気になる気持ちの悪い日々を過ごしました。


このことから次に何か見つからなかったり、

気になることが起ったら、絶対すぐに確認

しようと思うようになりました。



月曜日の夕方に外出する時のことです。

最寄り駅までの道のりを考えると、

私が乗ろうとする電車の時刻にギリギリ

間に合うかどうかという微妙な時間に

なってしまいました。


外に出ると結構、風が冷たい日でした。

カバンから手袋を取り出そうとしたところ、

手袋が片方しか、入っていません。

慌てて家を出たので、多分、家のテーブル

付近に置き忘れたのでしょう。


手袋がなくても何とかなるし、急いで駅に

向かおうと思いました。

しかし、手袋が離れ離れになってることを

知りながら、そのまま駅に向かうのはどうも

気持ちが進みません。

私は意を決して家に戻ることにしました。

案の定、家のテーブルの上には、もう片方の

手袋が待っていました（笑）

私は揃った手袋をはめて、駅までの道のりを

急ぎました。


このように自分で解決できることはいいの

ですが、相手があると事情が異なります。


人の関心事は、一人一人みんな違います。


職場や仕事仲間のチームで活動する場合、

関心事がバラバラでは上手くいきません。

特にトラブルが発生したときは、その問題

解決に関心を集中させる必要があります。

その際、特に重要なのは責任者やリーダー

のあり方です。

トラブルの本質が何であるかを見極める

必要があるのです。

最近ある方が巻き込まれたトラブル事例を

分かりやすくするためにそのトラブルを

火事に例えてご紹介します。


ある施設内で火事が発生し、火元付近に一人

の女性従業員が取り残されていました。

施設の責任者は、その女性が倒れていること

は知っていましたが、見た時は動けそうだっ

たので、助けなくてもきっと自分で逃げられ

るだろうと判断しました。

そう判断したた責任者は女性に近づいて、

声掛けしませんでした。

責任者は一生懸命、飛び跳ねています。

施設からの避難放送をしたり、消防署に電話

する指示を出したり、消化作業に一生懸命に

慌ただしく取り組んでいました。

責任者は、自分を信じて最善のことをやって

いると感じて頑張ってやっていました。

ところが、実際には女性は自分で歩くことが

できず、大けがをしてしまったそうです。

この事例では、責任者が、最優先で取り組む

必要があったのは、女性に近づき、その様子

をみることだったんです。

また、責任者が気付かなくても、周りの誰か

一人でも女性に近づき、様子を確認していた

ら、女性は大けがをしないで済んだのです。

何を最優先ですべきかということは、その

人の感性によって違ってきます。

ただ、「少しでも気になることがあったら、

絶対にすぐに確認した方がいい」ということ

だけは間違いないと思います。

ではでは