【誰もが感じる「四苦八苦」とは？】No.235｜ソーシャルスタイル（前S-style）メルマガバックナンバー

【誰もが感じる「四苦八苦」とは？】No.235

2022年04月08日

あなたは仕事でも受験でも
「四苦八苦」という言葉を
使ったことがありますか？

今日は、４月８日です。

お釈迦様のお誕生日といわ
れる日です。

お釈迦様は、ネパールの南部
タライ平原にあるルンビニと
いう小さな村で生まれました。

釈迦族の王子として生まれた
お釈迦様こと
ガウタマ・シッダールタは、
何不自由のなく暮らしていま
した。

しかしいつしか、

「生まれてきた者は、誰しも
　年老いて、病気にもなり、
　そしていつか必ず死ぬ」

という避けられない問題に
深く思い悩むようになり、
王子の地位を捨て、妻や子供
からも離れ、修行の旅に出ます。

断食などの苦行の末、
修行の旅立ちから６年経った
３５歳のとき”さとり”の境地
に達したブッダになったと
言われています。

ブッダとは、
「さとりの境地に達した人」と
いう意味だったんですね。

そのブッダの第一声が、また
「人生は苦なり」という言葉
だったそうです。

四苦八苦という言葉は、
ブッダの教えだったのす。

人生には四つの苦しみ

【生苦（しょうく）】
【老苦（ろうく）】
【病苦（びょうく）】
【死苦（しく）】

があり、さらに次の四つの苦しみ

【愛別離苦（あいべつりく）】
【怨憎会苦（おんぞうえく）】
【求不得苦（ぐふとっく）】
【五陰盛苦（ごおんじょうく）】

を加えた八つの苦しみを
「四苦八苦」というそうです。

ですから、人間の苦しみは元々
八つあるという教えです。

最初の四つの苦しみは、文字通り
なので判ると思います。
【生きること】
【老いること】
【病気になること】
【死ぬこと】

次の四つはちょっとわかりづらい
ところもああります。

【愛別離苦（あいべつりく）】は、
　愛する人と別れる苦しみ

【怨憎会苦（おんぞうえく）】は、
　嫌いな人と会わなければならない苦しみ

【求不得苦（ぐふとっく）】は、
　求めても得られない苦しみ

そして最後の
【五陰盛苦（ごおんじょうく）】は、
　人間の身心を形成する物質的、
　精神的現象から苦しみが盛んになること
　＝生きているはすべて苦しみ

このようにブッダは、
人間が生きることは、
すべて苦痛が付きまとう
ということを
さとりの境地に達したときに
気づいたとされています。

ですから、人間は、どんな時にも
「四苦八苦」が当たり前なんですね。

こう思うとあとは、何を信じて生きるか
自分次第なんだと思いました。

生きることが”苦”そのものであるのなら、
”苦”でないように感じて生きれば、
これほど楽しいことはないでしょう。

自分の命がいつ亡くなるかわからない
ことを前提に”今を大切に生きる”ことが
改めて大切な生き方なんだと感じました。

このメルマガは、仏教の教えなどについて
触れずに書いていることを申し添えます。

今日は金曜に、あなたにとって
良い事がありますように願っています。

ではでは