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【あなたは偏見に満ちている⁉】No.241

2022年04月14日

木の芽や草がグングン伸びます。

生命の息吹に触れると
気分ウキウキ
元気ハツラツになります。

昨日の朝、私は庭の『草むしり』
をしていました。

その時、心に浮かんだのが
今日のタイトルです。

あなたは、いきなり
「あなたは偏見に満ちている」
と言われムカッとしましたか？

それとも

”えっ⁉、なになに？”
”私が偏見に満ちてる？”
”なんでぇ？どうしよう？”

って不安になるタイプですか？

はたまた
「あなたは偏見に満ちている⁉」

そういう私のこそが

「偏見に満ちてるじゃないか！って
思われたかもしれません。

しかし、私は、
「偏見に満ちていない人間なんていない」
って真剣に考えています。

そもそも「偏見」って何？という
ところから始める必要がありますよね。

辞書的には次のように解説されています。

偏った見解
中正でない意見

「中正」という言葉、
価値観が多様化したせいでしょうか？
最近は使われなくなったように思います。

私が小学生の頃には、
クラスで誰かと誰かが喧嘩した時、
「中正な立場で話し合いしよぉ」
なんて使っていたような気がします。

「中正」って、なんか郷愁を誘われます。

そもそも「中正」とは

かたよらず、公正であること。
立場が一方に偏らず、正しいことです。

人間１００人いれば、
１００通りの価値観が存在します。

育った家庭環境も違えば、
経済環境も違います。
兄弟姉妹の数も違います。

あなたも私も唯一無二の存在です。

価値観が違うのは当然なのです。

話を『草むしり』に戻しますね。

私は庭の『草むしり』をしていて、
そもそも『草むしり』とは何かと
考えていました。

私に『むしられる草』と
『むしられない草』の違いは
なんだろうということです。

『草むしり』だから庭に生えた
雑草を取り除くことでしょうって
言われるかもしれません。

しかし、雑草か否かは
誰が決めたんでしょうか⁉

自分で球根を植えたり、種を撒いて
育てたチューリップ、パンジー、
ニチニチソウ、スイセンなどは、
雑草とはいいません。

自然に種が飛んできて
生えた草のことを雑草といいます。

植物の立場に立ってみると
そんなことは関係ありません。

光合成をして、酸素を放出して、
黄色やピンクのきれいな花を咲かせ、
ミツバチやちょうちょが密を吸って
生命を育んでいるのです。

でもカタバミ、シロツメクサ、
クローバーやタンポポは雑草
と呼ばれ庭に生えると
抜かれてしまいます。

実はこの想いに至ったのには
妻から聞いたエピソードが
印象深かったからです。

私の妻は、前の結婚で長い間
長野県に住んでいました。

広い庭があり、義母さんが
高山植物を栽培されていました。

妻が『草むしり』を頼まれた事で
事件が起こります。

高山植物を見た事がありません。

妻は義母さんが大切に育てていた
貴重な高山植物をむしってしまい、
ひどく叱られ事があったそうです。

妻が泣いていると、たまたまそこに
家を訪ねて来られた方いました。

いきさつを話すとその方は、
義母に対して「それは嫁いびりだわ」
と、妻をかばってくれたそうです。

人は、他者の言動を自分だけの尺度で
みることが非常に多いものです。

そして、自分の考えや言い方と
違う意見、違う発言をする相手に対し
強い嫌悪感を覚え、避難することが
多いように感じます。

自分にはない相手の素晴らしさには
目が向かず、
欠点ばかりが目に付くのが人間の性
ではないでしょうか？

あなたは自分は一切の偏見をもって
いないと言い切れますか？

むしろ自分は偏見に満ちているという
スタートラインに立ち、他者と接する
ことを意識したら、円滑な人間関係を
構築できるのではないでしょうか？

寒暖の差が大きくなりそうです。

着るものに注意しましょう。

ではでは