【ウクライナ侵攻による甚大な食糧危機】No.248｜ソーシャルスタイル（前S-style）メルマガバックナンバー

【ウクライナ侵攻による甚大な食糧危機】No.248

2022年04月21日

あなたはウクライナ国旗を
ご存知ですか？

上半分が青色、下半分は黄色
の２色です。

青は空
黄は大地を染める小麦と農業

を表しています。

１９９１年にソビエト連邦が
崩壊し、独立しましたが、
２０１４年にクリミア半島を
ロシアが併合しています。

ウクライナの国土は
日本の１．６倍の６０万㎢、
人口は４，１５９万人、

人口構成比は
ウクライナ人が約７８％
ロシア人が約１７％です。

そして、

２月２４日午前６時にロシアが
ウクライナに侵攻して、両国に
大量の戦死者が出ており、
国外避難民は５００万人に上り
ます。

当初、ロシア軍は３日間で
ウクライナを制圧できると
考えていたようですが、
４４歳のゼレンスキー大統領、
ウクライナ政府、
ウクライナ国民、
そしてウクライナ軍が一致
団結して、ロシア軍に交戦し
既に２か月を迎えようとして
います。

これにより

原油が高騰

円が暴落

また、世界的に物価が急上昇

しています。

４月１５日には、ウクライナの
国産ミサイル「ネプチューン」が
ロシア黒海艦隊の旗艦「モスクワ」
を撃沈させたというニュースも
飛び込んできました。

この戦争により、この先どのような
影響受けるでしょうか？

春は種まきのシーズンですが、
到底不可能な状態です。

ウクライナは肥沃で生産性が高い
ロシア語で黒い土地という意味の
チェルノーゼムが広がっており、
その面積は国土の６割を占めます。

１９７０年に公開されたイタリア
映画「ひまわり」の象徴的な映像
を思い浮かべられるかも知れません。

第二次世界大戦ではナチス軍が
この非常に肥沃で生産性の高い黒土
に目を付けて、ドイツまで運び出そ
うとした程です。

かつては「欧州のパンかご」と
呼ばれていた農業国のウクライナは、
最近では、世界の食料需要を支える
「世界の食糧庫」という貴重な位置
付けになっています。

ウクライナは、輸出の５割を
農業生産物が占めます。

穀物、小麦、大麦、蕎麦、
ライ麦、トウモロコシなどが
収穫できなくなるとどうなる
でしょうか。

それほどロシアのウクライナ
侵攻の影響は大きいのです。

世界的に甚大な食糧危機が
非常に心配されています。

ウクライナに関する情報収集が
重要だと思います。

そんな中、流暢な日本語で、
首都キーウからほぼ毎日、
情報を発信している３５歳
パルホメンコ・ボグダン氏が
非常に注目を集めています。

１９８６年６月生まれの彼は、
チェルノブイリ原発事故による
放射能の影響か身体が弱く、
医師から環境を変えように
アドバイスを受けたようです。

このため科学者の母が彼を連れて、
１９９０年から神戸に移住し
日本で阪神淡路大震災震災や
東日本大震災の福島第１原発事故
も目の当たりにしています。

こうした経験から日本人の考え方や
日本文化にも豊富な知識があり
驚くほど流暢な日本語で情報発信
し続けています。

また、祖父は元々、プラズマを
研究する科学者で、ウクライナの
国連大使や教育大臣を歴任されて
います。

ウクライナ情勢に疎い日本人に
とって、ボグダン氏の情報は
非常に貴重なものです。

BOGDAN in Ukraine
https://www.youtube.com/channel/UC6bk01PE2teoKjpdAi-VO6Q

古舘伊知郎氏によるボグダン氏の
インタビューが分かりやすかった
ので、ご紹介します。
https://www.youtube.com/watch?v=gkOcj-WcVLQ

この先、インフレが更に進行し
日本経済に悪影響を及ぼすこと
は必須でしょう。

大災害にも対応するため
食材だけでなく日用品の確保も
重要になってくると考えます。