【信じる心の大切さ】No.282｜ソーシャルスタイル（前S-style）メルマガバックナンバー

【信じる心の大切さ】No.282

2022年05月26日

あなたは、
「積水ハウス地面師詐欺事件」
をご存知でしょうか？

今から５年前の2017年6月1日に、
積水ハウスが地面師グループに
土地の購入代金として約５６億円
を騙し取られた事件です。

今週火曜日にNHKドラマ１０
「正直不動産」では、
この地面師詐欺が、
取り上げられていました。

ストーリーを簡単に説明します。

主人公の不動産営業マンが、
本来の所有者でない地面師から、
都心の非常に条件の良い土地を買わ
されそうになったが、
間一髪で免れました。

社長は、全権を委任した営業マンが
仮に地面師から騙されても、
全責任を自分が被る覚悟だったという
ところに心が揺さぶられました。

今日のテーマの【信じる心の大切さ】
は、草刈正雄扮するこの社長の氣概
に触れたからです。

実社会では、トラブルや詐欺、失敗
により会社に損失があったときに、
このような英断がなされることは
非常に稀です。

後から批判はするが責任をとらない
上司がいかに多いことでしょう。

そしてこれは、会社組織だけでなく、
夫婦関係
親子関係
サークル活動
町内会組織
など、どんな組織でも同じです。

”心理的安全性”が
確保された状態で、
仲間を信じ切ることができれば、
仮に重大な失敗が発生しても
当事者を責める姿勢には、
なりません。

責めること
叱ることで

自信をなくし、
萎縮し、
自由で大胆な発想ができない組織
親の顔色をみながら行動する子供
になってしまいます。

相手を尊敬し、信じる心がないと
やる氣、勇氣、元氣がない状態に
なってしまうものです。

一旦この”どよよん”とした雰囲氣
に包まれると、損失の方がはるか
に大きいと思います。

今日は、
”仲間”や”パートナー”を
信じる氣持ちがとても重要だと
いう話でした。

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（参考）
因みに「積水ハウス」の「積水」
の意味について触れておきます。

積水ハウスの社是によれば、

社名の「積水」は、
孫子の兵法が由来だそうです。

「勝者の戦いは、満々とたたえた水
　（すなわち積水）を深い谷底に
　切って落とすような勢いで行われる。
　そして戦う前には、勝てる態勢を作り
　上げておかねばならない。」

これを、企業活動に当てはめると

企業活動を行う上では、必ず直面する
「問題」や「課題」を打破するためには、

事前に実情をよく知り、十分な分析を行い、
勝てる態勢を作り上げ、
満々とたたえた積水の勢いをもって、
勝者の戦いをすることが大切である。

と解説されています。
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ではでは