【LINEチャットと会話は別物ですよね⁉】No.288｜ソーシャルスタイル（前S-style）メルマガバックナンバー

【LINEチャットと会話は別物ですよね⁉】No.288

2022年06月01日

いきなりですが、、、

あなたは、
「LINEチャットと会話は
　別物か否か」
　と聞かれたらどう思いますか？

「そうだ！」
「そうだ！」
「別物だ！」
と思いますか？

それとも
「えっ⁉」
「チャットでも
　普通に会話してるよ」
「チャットと会話って
　ほぼ同じじゃないの⁉」
って、思いますか？

この違いはどこから生まれる
のでしょうか？

個人差はあると思いますが、
ざっくり言うと
おじさん、おばさん世代は、
チャットと会話は別物と考え、

若者世代は、
チャットは、会話の手段の
ひとつだと考える傾向にある
のではないかと考えます。

ここでいう若者世代とは、
1990年半ばから2010年代
生まれの人です。

2008年にiPhoneが発売され、
2011年6月には「LINE」が
サービスを開始しました。

Z世代は、小さい頃から
LINEをまるで会話するよう
に使いこなしています。

一時期、学校のいじめ問題で
「既読スルー」という言葉が
話題になりました。

LINEのチャットが会話として
成り立つのは、
リアルタイムで、
いわゆる交互レス（質問と回答）
を繰り返すことで
確かに会話は成り立ちます。

そして、日常的に毎日毎日
LINEチャットを「会話」している
Z世代の人は、それが当たり前に
なっています。

しかし、実際には会って話す方が
圧倒的に情報量が多いのは間違い
ありません。

例えば、あなたが「ありがとう」
という言葉を言われたとします。

ニコニコして笑顔で声高らかに
言われた「ありがとう」と

表情がなんとなく硬く、
目は笑っていない「ありがとう」
とでは、気持ちの違いがあること
を察することができますよね。

次に、電話の場合は、どうでしょう？
顔の表情など視覚情報は限られる
ものの、声のトーンや速さによって
やはり「ありがとう」という感謝の
度合の差を感じ取ることができます。

しかし、LINEチャットでは、
この微妙な「ありがとう」の違いは
文脈からしかわかりません。

LINEチャットが当たり前になって、
”相手の時間を邪魔しない”
”いきなり電話をしては迷惑”
という感覚が浸透していると思います。

特に文字で気持ちを表現するには
手間がかかるため、結論をいきなり
LINEチャットで言うケースも多いです。

おじさん、おばさん世代の私も
何となくいきなり電話することに
段々と抵抗感を覚え始めています。

この先、時代が進むとリアルに会話
する世代が少数派になっていきます。

しかし、IT技術の発展により通信手段
は、更に変化していきます。

SF映画のように脳の電気信号で
交信する時代がくるのかも知れません。

どうなっていくのか
興味深々です。

それまでは、勇気を出して、
手軽に電話したり
実際に会って話すように努めたい
と感じています。

人とのコミュニケーションで
ストレスを溜めないためには、
会話を通じて情報が滞りなく
循環することが重要だと
思うからです。

ではでは