【命】No.349
今日、7月30日は
母の一周忌です。
2020東京オリンピックの
開会式が行われた1年前の
7月23日、
母は入院先の病院から
念願の自宅に戻りました。
そして30日までの8日間、
姉と妹と私は、
張り詰めた空気感の中にも
なぜか穏やかな気持ちで、
母のそのときを迎える
心の準備していました。
母が亡くなる4か月前、
3月19日に父は病室で
独りで逝ってしまいました。
父の病院は自宅から車で
10分もかからない距離です。
それでも間に合いませんでした。
それに比べ、母は、
我々子供達が見守る中、
父のもとにおくることができ、
ある意味、幸せだった思います。
生前、母は、植物を育てることが
得意で、大好きでした。
あと3週間で90歳の誕生日を
迎える直前でした。
母は、女学校を卒業した翌日に
市役所に出勤したと聞いています。
もう70年以上も前のことです。
役所の仕事で市内を自転車で
まわったときのことです。
母はある家で紫蘭(シラン)を
分けてもらいました。
これを実家の畑の横に植えると
どんどん増えたそうです。
母が結婚し、家を建てた際、
この紫蘭を株分けして庭に
植えました。
それ以来その紫蘭は、
毎年花を咲かせます。
今年も私は庭に咲いた紫蘭を
見つけることができました。
母が長年大切に手入れしてきた
からこそ紫蘭の「命」も枯れる
ことなく続いたのです。
小説家の林芙佐子さんが書かれた
「花の命は みじかくて
苦しきことのみ 多かりき」
という短詩があります。
生前、母はこの短詩を色紙に
書いていました。
母が、いつ頃、どんな想いで
書いたのかは知る由もありません。
しかし、不出来な私が長年、
母を苦しめ続けた事は
紛れもない事実です。
「命」という字は
「口」と「令」からなる会意文字です。
「令」は、ひざまずいて神のお告げを
聴いている人を示した象形文字で
「口」は、神への祈りの言葉、
祝詞を入れる器を表しているそうです。
ですから「命」には、
天から「言いつける」
という意味があります。
ですから「命」は、神から授かったもの
といえるかもしれません。
天から言いつけられたのですから、
その「命」を全うしなければなりません。
同時に、私の「命」は、
祖先から脈々と受け継がれ、
いよいよその「命」のバトンを
私が父と母から受け取ったものです。
この大切な「命」を活かすも殺すも
自分次第だと心得ています。
自分に偽りなく、自分の好きな事を
やる遂げることが受け継いだ「命」を
活かすことになるのだと考えます。
私が素直な気持ちで、
自分の心に嘘や偽りがなく、
人のお役に立つことは何かと
考えたときに出会ったのが、
ブレインアナリストでした。
人間の寿命は毎年伸びていますが、
平均寿命と健康寿命の差は、
縮小していません。
不健康な状態や寝たきりになる期間を
少しでも短くするという大きな課題が
あります。
大袈裟に聞こえるかもしれませんが
私は「脳」の使い方により、
心身の健康を保つことができると
信じています。
何故なら自分の身体や心に
負担をかけているのは、
マイナス感情に縛られた
「脳」だからです。
私が関わる人を幸せにすること。
それが、両親から受け継いだ
私の「命」の正しい使い道だと
悟りました。
長文になりましたが、最後まで
お読みくださり感謝申し上げます。
今日も引き続き暑くなりそうです。
体調管理に気を付けて
楽しく過ごしたいと思います。
ではでは
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