【先輩は後輩の肥やしであるべし！】No.363｜ソーシャルスタイル（前S-style）メルマガバックナンバー

【先輩は後輩の肥やしであるべし！】No.363

2022年08月13日

今日は私が感銘を受けた

「先輩は後輩の
　　肥やしにならにゃあかん」

という言葉をご紹介します。

もう３０年位前のことです。

「お前は、火星人やなぁ」

毎月開かれる懇親会で、
当時７０歳位の大先輩が
笑みを浮かべながら、
張りのある大きな声で
おっしゃいました。

私より５つ年下の後輩が
２０代後半の時の出来事です。

大先輩は、昭和２０年に母校を
卒業されています。

何を感じられて「火星人」と口
にされたのか定かでは
ありませんが、

相当ジェネレーションギャップ
を感じられたのだと思います。

この言葉は、言い方や捉え方により、
ハラスメントになるかもしれません。

毎朝、お風呂場で乾布摩擦をし、
声も大きく、後輩の面倒見がいい
元気溌剌とした大先輩でした。

その大先輩の持論が

「先輩は後輩の
　　肥やしにならにゃあかん」

というもので、機会ある毎に
何度も何度もこの言葉に耳に
しました。

極端に言えば、私は、この言葉
によって、人生が変わりました。

OB会に入ってくる後輩の肥やし
になり続けるためには、
ずっとOB会に参加し続ける必要
があるのです。

サラリーマン時代に海外出向の
打診を受けましたが、
家庭の事情で諦めたことから
勤務地は３８年間同じ場所でした。

ということもあり、大学のOB会
には、３０年以上、可能な限り
参加し続けています。

私のライフワークになりそうです。

そもそも
昭和の高度経済成長期にように
時代の変化が激しく、
経験値の差や先輩のやり方に
価値があった時代であれば、
ただ継続しているだけでよかった
かもしれません。

しかし
今はスマホの浸透やIT技術の進化
など、若い柔軟な考えが必要です。

だから高齢者は、逆に若い人から
教わることが多いのかも知れません。

ということは、

「先輩は後輩の
　　肥やしにならにゃあかん」

ということを実行するには、
常に、学び続ける必要があります。

今の時代は、
年齢差よりも意識差の方が大きい
ように思います。

そして経験値が世代間で逆転する
こともたくさんある時代です。

新技術や新制度にも目を配り
学び続けなければと思います。

これが若さを保つ秘訣のひとつ
だと思います。

今日は、今の時代でも
先輩は後輩の肥やしであり続ける
ためにはどうしたらいいのかと
いうお話しでした。

母の初盆です。

心穏やかに過ごしたいと思います。

ではでは