オレンジメールにて配信したメルマガのバックナンバーです。

【心。人生を意のままにする力】

これは、稲森和夫氏が２０１９年
６月に出版された本のタイトルです。

昨日、「経営の神様」

京セラの創業者 稲盛和夫氏が
８月２４日に京都市内の自宅で
死去されと報道されました。

９０歳、老衰

鹿児島県出身の稲盛氏は、
京セラだけでなく第二電電（KDDI）
も創業され、さらにJALの経営再建
にも手腕を振るわれました。

この報道を受けいろんな思いが
頭を駆け巡りました。


１点目は、「自宅で老衰」です。

あなたはどこで死にたいですか？

厚生労働省の調査では６割以上が
「自宅で死にたい」と考えています。

しかし、実際に在宅死の割合は
１６％程度しかありません。

病院か老人施設で亡くなる人が
圧倒的に多く、
自宅で老衰で死ねる人は幸せですね。

私も１１０歳の人生をまっとうし、
自宅で老衰で亡くなります。※

※言い切ることで実現します。


２点目は、稲盛氏の著書
「心。人生を意のままにする力」に
書かれている内容です。

稲盛氏の「心。」のプロローグには
昨日のメルマガNo.３８０と同じく
「利他の心」で生きることの大切さが、
書いてありました。

私が魅せられ、引き寄せられた脳科学

「心。」とは「脳」のことなので、
当然の事かもしれません。

稲盛氏の「心。」のプロローグを
ご紹介します。


【人生のすべては自分の心が映し出す】

幼い頃、肺結核を恐れた稲盛氏だけが
病気になったエピソードから

「いかなる災難もそれを引き寄せる心
　があるからこそ起ってくる。
　自分の心が呼ばないものは、何ひとつ
　近づいてくることはない」


【善なる動機をもてば成功へ導かれる】

第二電電の設立する際、通信事業への
参入するときに、自分に心に厳しく
問い続けたと書かれています。

「本当に善なる心、
　正しく純粋な思いなのか？
　自分が名声を得たいためではないか？
　そこにひとかけらの私心もないか？」

日本航空の再生の要請を受けた際、
三つ大切な意義があることに気付く。

１．日本経済の再生
２．３.２万人の社員の生活を守る
３．国民の利便性
　　国内大手航空会社が１社だけに
　　なれば、公正な競争原理が働かず、
　　運賃の高止まり、サービスの低下
　　により、利用者の不利益になる

【もっとも深い心は宇宙へと通じる】

人の心のもっとも深いところにある
「真我」にまで到達すると、
万物の根源ともいえる宇宙の心と同じ
ところに行き着く。

そこから発した「利他の心」は現実を
変える力を有し、おのずとラッキーな
出来事を呼び込み、成功へと導かれる。


【人生の目的は、心を磨き、
　　　　　　　　他に尽くすこと】

人生の目的のひとつは、
心を高めること＝魂を磨くことである。

富、地位、名声に執着し、私欲を満たす
ことは人生の目標ではない。

生涯の体験を通して、生まれた時より
魂が美しくなり、人間性が高まること
それが大切。

人生の目的をもう一つあげるとすれば

人のため
世のために尽くすこと。
すなわち「利他の心」で生きること。

美しい利他の心をもって世のため、
人のために力を注ぐとき、
人間性が磨かれ、
幸福や充実がもたらされ、
人生もより深い意義と価値あるものに
なっていくのである。

すべては、”心”に始まり”心”に終わる

それが稲盛氏が人生で体得してきた
至上の知恵であり、
よりよく生きるための究極の極意

こう綴られています。

”心”はどこにあるかといえば”脳”です。

ですから先ほどの言葉は、

すべては”脳”に始まり”脳”に終わる

と言い換えることができます。

私が学んでいることを稲盛氏は、
生きながら体得されていたんですね。

日本経済に絶大な貢献をされ、
人が歩むべき道を導かれた

「経営の神様」稲森和夫氏

心からご冥福をお祈りします。

合掌