【モノへの執着は終活の課題】No.405
モノと終活の関係について
考えてみたいと思います。
この1か月間、我々夫婦は、
私の実家の整理をしています。
来る日も来る日も
モノと格闘したといっても
過言ではありません。
この経験を通じて、
”モノに執着する”ことは
遺された親族にとって
大きな負担になることが
よく判りました。
家を建て替えたのは、
父が67歳になる年。
当時、私は両親との仲は、
距離間があったため、
どのような家を建てるか
については、まったく関与
していません。
しかし、ゆくゆくは
長男である私と同居したいと
考えて6DKにしたようです。
老夫婦二人で暮らすには
大きな家なので、
収納スペースはたっぷり
あります。
昭和ひとケタ生まれの両親は
モノを捨てることは”悪”と
考えていました。
戦前、戦中、戦後のモノ不足が
深刻な時代に育った両親にとっては
仕方のないことかも知れません。
倹約家の両親が自分たちの手で
建てた、広すぎる家。
部屋や押入れは使いたい放題です。
父は、金融資産を整理し、
遺された我々子供達に負担を
かけないように準備してきました。
但し、肺がんの転移は、
父の想定外の速さでした。
拙著”笑顔の終活”を執筆した
時点では、
母が健在だったこともあり、
身の回りのモノの整理については
考えが及びませんでした。
仕方ないことだったかも知れません。
私は、”笑顔の終活”の中で
終活とは今を一生懸命に生きること
だと書きました。
いつ亡くなっても後悔しないためです。
「自分のケツは自分で拭く」
という言葉があります。
自分が買って、自分で使うのは
自由です。
しかし、今、私が不慮の事故で
突然亡くなることを考えた場合、
もっとモノを減らす必要性を
感じました。
この1か月で、なかなか捨てられ
なかったのは、写真や手帳、
手紙などの記録です。
まだ読んではいませんが、
両親が結婚する前の父と母との
手紙のやりとりも残されて
いました。
母の嫁入り道具の茶箪笥は、
我が家に引き取りました。
すべて処分することが正しい
とは思いません。
しかし、死んだあとは、
自分では片づけられません。
ありがたいことに
デジタル化が進みました。
物理的にかさばるアルバムは
気に入った写真を撮影した後
処分したいと思います。
”一筆に魂を込めて”を出版し、
父の墨絵の作品も遺せたことも
大きな財産となりました。
姉や妹や近しい親戚に墨絵も
分けました。
しかしまだまだ沢山の現物が
作品として残っています。
肉筆を見ると手元の置きたい
気持ちを拭いされません。
しかし、もし、飾っていた
だける方がいらっしゃれば、
お譲りした方がいいのでは
ないかと考え始めました。
父と母の遺産整理の道のりは、
想定以上に長いものとなって
います。
ではでは
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