【「勤労の義務」ついて考える】No.417
あなたは国民の3大義務を
どうのように捉えていますか?
国民の3大義務は、次の3つです。
「勤労の義務」
「教育を受けさせる義務」
「納税の義務」
このうち、今日は「勤労の義務」に
ついて考えてみたいと思います。
私は、60歳の誕生日を迎えた
直後の2020年9月30日に、
定年退職で会社を辞めました。
昨年3月と7月に両親を看取ると
共に、起業して現在に至ります。
会社員時代は、会社が提供する
製品やサービスを販売し、
社会に貢献していました。
会社に勤務する従業員は、
会社が任命した職場に配属され、
職場の使命を果たすために働きます。
その労働の対価として給料や
ボーナスが会社から支給されます。
非常にわかりやすい勤労の例です。
また、個人事業主の経済活動は
どうでしょうか?
勤労という言葉は、馴染みませんが
飲食店、モノやサービスの販売など
社会に必要な価値提供をしています。
では、専業主婦はどうでしょうか?
労働の対価として賃金がないため
勤労の義務を果たしていないという
ナンセンスなことを言う人はいない
と思います。
掃除、洗濯、食事、子育ては、
社会の根幹を支える社会的労働と
いえます。
次に、深刻な問題になっている
8050問題はどうでしょうか?
80代の親が、自宅にひきこもる
50代の子どもの生活を支え、
経済的にも精神的にも深刻な
状況に陥ってしまう問題です。
ひきこもりを抱える家庭は、
精神的にも経済的にも辛く
厳しいと思いますが、
本人は勤労という言葉は
馴染まないのは明らかです。
さらに実際には亡くなっているが
死亡届を出さずに、
働かずに親の年金で生活していた
という酷い事件も散見されます。
老人はどうでしょうか?
「勤労の義務」を果たすためには
何歳まで働く必要があるのでしょうか。
昔は、60歳でした。
今は、年金が支給される65歳まで
継続雇用する会社が多いです。
コロナ禍で若干調整されてはいますが、
毎年、毎年、寿命は延びています。
65歳以降は、働かずに老後生活を
悠々自適に過ごすという考えは
段々と馴染まなくなってきます。
少子高齢化が着実に進んでします。
人口は2020年にピークを迎え、
2023年以降は本格的に
人口減少社会に突入します。
国力の低下を考えた場合、
「勤労の義務」という言葉が
重くのしかかってくるように
思います。
但し、嫌々にただ単に
長く働かされるのは辛いです。
政府は成長産業への労働移動を
促すための学び直し(リスキリング)
支援に5年で1兆円を使うと
発表しています。
時代の変化が大きいため
働き続けるためには、
学ぶことが重要です。
・引きこもり問題
・労働力人口の減少
・時代の変化への対応
こうして考えてみると
「勤労の義務」を果たす
キーワードは「教育」です。
特に健全な精神を保つための
「教育」が重要だと考えます。
またの機会に「教育」について
触れてみたいと思います。
ではでは
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