【とんとん拍子に進む心地よさ】No.451｜ソーシャルスタイル（前S-style）メルマガバックナンバー

【とんとん拍子に進む心地よさ】No.451

2022年11月09日

世の中はご縁で繋がっています。

昨日、私の実家に住んでいただく
ご家族のことをお聞きしました。

今日は、このことをご紹介します。

とんとん拍子に話が進む時と
どこかで話が止まってしまう事が
ありますよね。

今日は、とんとん拍子のお話しです。

昨年、相次いで両親を亡くし、
実家を事務所として使っていました。

独りでは広すぎます。

リフォームを考えましたが、
かなりコストがかかります。

毎日の庭の植栽の水やりやら
固定資産税の負担やらを考えて
思い切って手放すことにしました。

築27年になります。
土壁の在来工法でした。

私は、定年退職し、
最初に学んだのが不動産でした。

宅地建物取引主任者の資格です。

餅は餅屋といいます。

不動産の売買は、不動産会社に
お任せします。

お任せする方法は、3種類あります。

3種類のうち1種類に、
持ち主自身が知り合いなど買い手を
探すことができる方法がり、私は
この方法で媒介契約を結びました。

両親の想いが籠もった家でしたから、
不動産会社の担当者には、
家屋を壊さずそのまま使ってくれる人
を探して欲しいと依頼しました。

お盆過ぎに担当者から
「破格の条件で買い手が見つかりました」
と連絡がありました。

電話口では、ただ一点、難点があると
言うのです。

聞いてみると建物を取り壊して、
更地渡しが条件でした。

担当者が言う通り、心が揺らぐ条件でした。

一週間以内に返事が欲しいと言われました。

決心がつきませんでしたが、
いずれこの先、荷物を整理する時がくる
のは間違いありません。

これを機会に片づけ費用の見積もりを
取ることにしました。

幸いにも知り合いがいたので、
連絡した翌日に見に来られました。

これをきっかけに
とんとん拍子に話が進みだします。

知り合いの彼は様々な物件を見ています。

開口一番が
「この家、ホントに壊しちゃうの？」でした。

私「もったいないよね」

知り合い
「すぐにこのまま住める物件があるから、
　今から見においでん」と三河弁で
リフォーム会社の社長に電話をしました。

リフォーム会社の社長さんは、
予定を変更し、すぐに見に来られました。

社長さん
「買います」

更地渡しより条件は少し劣りますが、
このまま使っていただける人が見つかる
可能性に繋がった瞬間でした。

首の皮一枚、繋がったのです。

その後、約1か月かけて片づけをしてる間に
新たに住む家族が見つかりました。

買われたのは、なんと！
そのリフォーム会社の従業員さんが
以前勤めていた会社の同僚でした。

私の実家で約10年ぶりに再会したのです。

不動産関係のお仕事をされているその方は
やはり、その場で即決されたそうです。

お子さんが３人いらしゃるご家族です。

亡父も亡母もきっと喜んでくれるでしょう。

とんとん拍子には続きがあります。

私の実家の売買に関わった方々が、
次々と紹介が連鎖しているそうです。

今年、決断しなければ、いずれは、
全国約８５０万戸ある空き家の
仲間入りでした。

とんとん拍子に話が進むって
氣持ち良いですね。