【すべての始まりは光なのか？】No.468｜ソーシャルスタイル（前S-style）メルマガバックナンバー

【すべての始まりは光なのか？】No.468

2022年11月26日

昨日、日帰りで妻と
京都に行って来ました。

妻は大の京都好きで、
願わくば住みたいと
言っています。

今回の目的のひとつは
国賓を歓迎する場所、
京都迎賓館の見学です。

京都迎賓館の格式の高さ、
素晴らしさは隙がないと
いうイメージでした。

それはそれでいつかご紹介
することになるかも
知れませんが、
今日は京都の町を歩いて
目に飛び込んできた言葉や
聞いた言葉で私が感じたことを
ご紹介させてください。

今更ながら知らないこと、
愚かなことばかりだと
気付かされました。

「大切な人」が一瞬にして

「あんな奴」となる私

京都駅を出て、歩き出すと
あるお寺の前に書かれたこの
言葉が目に飛び込んできました。

解釈はいくつもあるのかも
知れません。

この言葉が頭の中を何度も
リフレインし続けていました。

「大切な人」が「あんな奴」に
一瞬にして変わる。

何とも切ないことです。

人の心はそれだけ危ういという
ことを言っているのか？

それは「私（の我儘）」だよと
言われているような氣にもなり
ました。

たとえ、どんなに「大切な人」
であっても、
裏切られたり、傷付けられたら
簡単に「あんな奴」に
してしまってもいいの？

そんな風に諭されている氣分でした。

逆に、
「大切な人」の立場からみると
長い時間をかけて築いた信用でも
失うのは一瞬だという意味にも
受け取れる言葉です。

ううぅ～ん。
深い！

そんなことを考えていると、
次に「光」という言葉の意味を説く
法話に出会いました。

「光」って、私の名前じゃん。

「光」とは「知恵／智慧」である。

これを聞いた妻は、私に言ったのです。

「だから私と縁があったんだね」と。

私の名前は「光伸」であり、
妻の名前は「惠美」だからです。

それぞれ「光」と「惠」で名前が
始まるから、妻はそう言ったのです。

私は、なるほどぉ～と思いました。

はたまた次に出会った言葉は、
ヨハネによる福音書一章一節です。

「初めに言があった
　言は神と共にあった
　言は神であった」

聖書で一番有名なフレーズですが、
一体どういう意味なのでしょうか？

「言＝言葉」とはなんでしょう？

神が天地を創造するとき、
最初に「光あれ」という言葉を
言われたことに由来していると
する解釈です。

つまり、この世界と神との関わり
の最初に「（光という）ことば」
があったということになります。

そういえば、
日本神話にも光が出てきます。

天岩戸に隠れられた天照大御神。

この世の始まりは、アマテラス様
がお出ましになったときです。

やっぱり、この世の
すべての始まりは光なんだ。

さらに、光が知恵ならば
知恵は、考えることなので
すべての原点は、
考えること＝思考なんですね。

「光」と「思考」が出発点

妙に腑に落ちた旅でした。

ではでは