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【茹でガエル現象を信じて生きてきた】No.540

2023年02月12日

あなたは茹でガエル現象とか、
茹でガエルの法則を知ってますか？

ビジネス環境の変化に敏感に対応しない
と死んでしまうという警句です。

私は、会社に入って間もなく行われた
社内研修でこの話を聞きました。

今からもう４０年近く前のことです。

ぬるま湯に浸かった優雅な表情のカエル
のイラストが印象深く残っています。

このとき凄く衝撃を感じました。

今振り返ってみると、私の行動基準の
ひとつになっている氣がします。

あなたは「茹でガエル現象」について
聞いたことあるかもしれませんが、
念のためお伝えしますね。

こんな話です。

カエルは熱湯に入れると慌てて飛び出します。

しかし、水からゆっくりと温度を上げて
いくと変化に氣付かず、
カエルは逃げ出す機会を失い茹であがり、
最後には死んでしうというお話です。

この話を聞いた私は、こう思いました。

・時代の変化に敏感になろう

・前例踏襲はやめよう

私の職場は、家から電車で２駅でした。

家から最寄り駅まで徒歩１０分
電車に乗っている時間が約５分
駅を降りて会社まで徒歩１０分

事業はグローバルに展開していましたが、
本社は名古屋から電車で３０分位離れた
地方都市にあります。

この環境で毎日過ごしていたら刺激がない。

会社関係以外の世間の情報を得るためには
どうしたら良いだろうと考えました。

導かれたのは大学のOB会でした。
幸いに毎月一回、大先輩方が懇親会を
開いていただけるということが判りました。

本来は年一回の総会だけだったのですが、
それじゃつまらないということで、
別に懇親会を企画されたのです。

”先輩は後輩の肥やしにならにゃあかん”
というお話をされたのです。

わぁ～面白そうって思いました。

じゃあ、この懇親会に毎月出よう！

そうすれば、月に一回は名古屋に行ける。

幸いお酒は大好きだったので、
毎月、和気あいあいと楽しめました。

毎月行われる懇親会は、行きつけのお店が
廃業してからは、途絶えてしまいました。

それでも数年は毎月開催されていました。

証券バブルの頃には、世間一般では聞けない
色々なエピソードがありました。

名古屋は転勤族が多く、転勤のない私は
OB会の世話役になってしまいました。

今では、２か月に一度位の頻度で懇親会を
開催する立場になっています。

大学は経済学部でした。
授業にはあまり出た記憶がありません。

しかし、覚えていることがひとつだけあります。

「日本経済新聞だけは読みなさい」

という言葉です。

どの教授が仰ったのかは定かではありません。

入学式の訓示だったのかもしれません。

日経新聞も継続して購読しています。

この二つは「茹でガエル」にならないためと
心に決めたから継続できているんだと思います。

それほど、企業研修での「茹でガエル」の
インパクトは私にとって衝撃でした。

心に決めたもうひとつが
”前例踏襲はやめよう”でした。

新しい仕事を任されたとき、
自分の頭で考えて、やり方を工夫しました。

前任者がやったとおりにしたくないという
氣持ちもあったんだと思います。

失敗も多かったように思います。

しかし、仕事に遣り甲斐を感じました。
ある意味、幸せなサラリーマン人生だった
ように思います。

ここまで「茹でガエル現象」という話を
通じて、私が感じた企業研修の重要性の
話しをしました。

しかし、最近、この「茹でガエル現象」
実際にはカエルはそれほど愚かではなく、
茹でガエルにならずに逃げだせることを
知りました（笑）

ただ、やはりインパクトのある話でないと
記憶に残らないということは確かでしょう。

今日は、日曜日、仲間と週一回の
週末テニスを楽しみます。

これも私が続いているひとつです。

明日は、変化に敏感に反応することの
逆のお話しをします。

それは、動物が生きていく上には大切な
「ホメオスタシス」「恒常性」が実は
結構厄介だということと、これを活かす
方法についてです。

お楽しみに

ではでは