オレンジメールにて配信したメルマガのバックナンバーです。

ちょうど１週間前の３月６日。

私は、世界７大陸最高峰を目指す
登山家ふーみん（西川史晃氏）と
一緒に池鯉鮒（ちりゅう）宿から
鳴海（なるみ）宿まで東海道を
歩きました。

実際には、鳴海宿に宿を確保でき
なかったため呼続（よびつぎ）までの
約２０㎞という長丁場のお供でした。

ふーみんは、この日、池鯉鮒宿から
無量寿寺まで往復しているので、
これを足すと１日２８㎞です。

無量寿寺（むりょうじゅじ）は、
知立市八橋町にある
カキツバタの花で有名なお寺です。

平安時代の貴族で、六歌仙のひとり、
かつ超イケメンだったと伝えられる
在原業平（ありわらのなりひら）が
カキツバタを折り込んで詠んだ

唐衣　着つつなれにし　つましあれば
はるばる来ぬる　旅をしぞ思ふ

という短歌で有名になりました。

この歌の現代語訳は、
（私には）
（何度も着慣れた）唐衣のように、
（なれ親しんだ）妻が（都に）いる

（妻を残したまま）はるばる来た
旅（のわびしさ）をしみじみと思う。

高校時代の担任が国語の先生でした。
国語が苦手な私でしたが、この歌は、
"胸キュン"で覚えていました（笑）


また、京都の八つ橋というお菓子は、
この無量寿寺がある八つ橋を由来として
います。

無量寿寺は、鎌倉街道の近くにあり、
東海道の池鯉鮒宿からは片道約４㎞の
距離でしたが、ふーみんには是非
立ち寄ってもらいたいと考えたのです。


東海道を歩く人は時々いるようです。

ふーみんと歩いている時にもすれ違い
ました。

しかし、ずっと通して一日一宿場だけ
歩く人はほとんどいません。

ふーみんは、街道を制覇する
ことが目的でありません。

街道を丹念に辿り、宿場の様子を確認
しながら歩いています。

１月２９日に鎌倉を出発し、
実際に昔ながらのお伊勢参りを再現
することを意識しているのです。

目的意識を持つことにより
目的に沿った情報を得ることができます。

世界7大陸の最高峰登頂を目指す！

この目標を達成するために
日本全国の山々を登る中で氣付いたこと

誰かに教えてもらったり
机上の学びからでは知り得ない

発見や体得するが出てくる

ふーみんと一日過ごしただけでしたが、
そう思いました。

ふーみんの人生の旅はまだまだ
これからです。

ふーみんの夢は、
人をワクワクさせます。
人に勇気を与えてくれます。

だから応援歌ができたり、
多くの人がサポートしてくれています。

心が通っていれば、
世界7大陸最高峰を一緒に登頂できる
私もそんな氣持ちになれました。

これまでふーみんは、７大陸のうち
４座の登頂に成功しています。

アフリカ大陸　キリマンジャロ5,895m
ヨーロッパ大陸　エルブース5,642m
南米アコンカグア　6,960m
昨年５月 エベレスト8,848m登頂

昨年５月に標高5,364ｍのベースキャンプ
にいるふーみんと１５分間だけでしたが、
Zoomで交信できたとき、めちゃくちゃに
テンションが上がりました。

テント周辺を歩きながら紹介してくれた
のです。実際に自分がベースキャンプに
いるかのような臨場感を味わえました。


残るは３座です。

南極ヴィンソン・マシフ4,892m
北米マッキンリー6,194m
オーストラリア※　コジウスコ2,230m

※オセアニアとしての最高峰は
ニューギニアのプンチャック・ジャヤ4,884m

次は南極最高峰を目指すそうです。

そして、歩く文化も復活させたいと
熱く語るふーみんから
私は勇氣をもらいました。

今週もがんばりましょう。

ではでは