【あなたは何のために服を着ますか?】No.590
あなたは何のために服を着ますか?
これは最近私がある方に問われた
質問でした。
体温調整とかTPOに合わせて服を選ぶ
ことは常識だし、今さら
なんていう愚問だと思いました。
ですから、私はこの質問に対して
明確に答えることができませんでした。
裸で外に出るわけにはいかないし、
服を着るなんて当たり前です。
この当たり前だという考えが曲者。
「当たり前」と思った瞬間に、
思考停止状態になっちゃいます。
サラリーマン時代、メーカーに勤務
していた私の会社には制服がありました。
そして、私の業務のひとつに制服の
在庫管理や新入社員への制服の支給など
も含まれていました。
もうずいぶん前のことになりますが
カジュアルデーなるものが導入された
際のことを思い出します。
普段は、制服を着て働くのですが、
毎週金曜日などのお休みの前の日は、
制服なしの私服で勤務する制度です。
この時、各部署から意見が出されました。
スカートの丈がどうのこうの?
ジーンズは是か非か?
ド派手な色の服は認めるべきか?
担当者として非常に面倒な想いをした
覚えがあります。
このカジュアルデーにまつわる一連の
出来事に、「何のために服を着るか?」
との問いに対するヒントがありそうです。
物事はすべてシンプルに考えた方が
良いと思います。
「何のために服を着るのか?」
色んな考え方がありますが、
すべて"他者のため"に服を着ると
考えたらシンプルかつ理にかなって
いると思います。
結婚式やお葬式
初めてのデートなど
よそ行きの時は服を選びます。
日常生活でもシンプルに考えたら
暑さ対策
寒さ対策
という基本機能の他に、
今日会うヒトのことをどれだけ
考えているかということの証が
選ぶ服になります。
自分がどのように見られたいのか?
それも重要な要素です。
町を歩くと突拍子もまい
"コスプレイヤー"も闊歩したり
とんでもないミニスカートで
目のやり場に困ることもあります。
自分が今日一日どうありたいか?
服を選ぶのはそういうこと。
この際のキーワードは清潔感だと
思います。
自分に会う人が不快にならない服
さらに好感を持たれる服
本当に当たり前過ぎる話では
ありますが、
目的意識を持つ大切さについて
考えてみました。
人間の脳は、選択したり、
考えたりするときに多くの
エネルギーを消費します。
スティーブ・ジョブズや
マーク・ザッカーバーグが
毎日同じ服を着ることにしたのは
服を選ぶ際の消費カロリーを
クリエイティブな思考の時間に
当てたいと考えたからだそうです。
ここまで徹底できないにしても
着る服を選ぶのは、前の晩の
寝る前が効果的です。
人のために前の晩に服を選ぶ
これを毎日の習慣にすると
"思考"することを意識しやすく
なるように感じています。
自分が着る服で
会う人が氣持ち良く過ごせる
出来る限り意識したいと思います。
ではでは
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