オレンジメールにて配信したメルマガのバックナンバーです。

昨日、生まれて初めて
落語を生で見ることが
できました。

落語の世界の階級は、
前座見習い
前座
二つ目
最高位が真打です。

二つ目になるには入門して
３年から５年かかるそうです。

ただ年数を重ねるだけではなく、
例えば落語を５０席演じられる
など、団体により規準が異なる
ようです。

さらに真打になるには、
二つ目で修業を重ね、
１０年位かかとのこと。

長い道のりです。

昨日、私が魅了された真打は、
瀧川鯉昇（たきがわりしょう）氏

瀧川一門会を率いられておられます。

落語はたった一人
高座に登り
座布団の上で
何役も役柄を演じ分け
話の展開から落ちまで
観客をどこまで引き込むか
そこが勝負です。

まずは、"間"　"空気感"です。

ちょこんと座布団の上に座り、
観客を見渡します。

まるで会場にいる一人ひとりと
一対一でお話ししますよと
語りかけているような時間です。

ここで空気感を作ってから、
「まくら（枕）」が始まります。

昨日は、〇〇市に住む鈴木さんに
お世話になり、、、と、
サラッとお礼を言われていました。

落語の内容には触れませんが、

豊かな顔の表情、

仕草

音色

声のトーン

役柄を演じ分ける真打の凄さに

魅了されました。

言葉で言い表せません。

会場を後にして、
一日を振り返り、

私が感じたことは、

日常生活の中で

人と話すこと

人に話を伝えること

相手に言いたいことが伝わること

笑わせること

心が満たされること

心掛け次第ではこんな素敵な
コミュニケーションが取れる
のではないかということでした。

だって我々大人は生まれてから
何十年も会話をしてきたのです。

何となくではなく、会話の仕方に
もっと心掛けてもいいんじゃない
って思ったのです。

真打の落語に接する機会をいただき、

人と人が会話する上でも

"間"や"空気感（雰囲気）"や

"手振り身振り""仕草"などが

かなり重要な要素であることを
改めて思い知りました。

さらに、"顔の表情"です。

集団で生活する人間は、
顔の表情に敏感に反応します。

仲間外れにされることは
死を意味するからです。

相手は自分のことを受け入れて
いるのだろうか？

好意をもっているのだろうか？

悪意がないか？

相手の雰囲気や表情から正確に
読み取る必要があるのです。

「目は口程に物を言う」

という言葉がありますが、

"眉の動きも"かなり重要です。

眉を上げ下げすると表情が動きます。

平安時代には、高貴な身分の人は
自分の眉毛を剃り、おでこに眉を
書いていました。

"まろ眉"といわれるものです。

これは表情を読まれないように
する目的があったそうです。

これは逆に眉の上げ下げすることで
表情を豊かにすることができるという
ことです。

コロナが五類に分類されました。

マスクは任意になっています。

インフルエンザと同等であるならば
マスクをし続ける意味がどれほど
あるでしょうか？

正しいコミュニケーションを
するためには顔の表情は重要です。

マスクを着用することが
コミュニケーションより重要なので
しょうか？

繰り返しになりますが、
コミュニケーションは人間にとって
生死を分けると言っても
過言ではないのです。

世間体や
何となく不安だからとか
エチケットだからとか
はたまた
単なる習慣だと思い込み
マスクを付け続けることは
いかがなものでしょう。

暑い夏がやってきます。

身体のリスクを伴うマスクは
一切、手放すべきだと思います。

コミュニケーションを大切にしたい。

真打による落語を見て
改めて私が感じたことです。

ではでは