オレンジメールにて配信したメルマガのバックナンバーです。

好きなことなら時間を
忘れて集中できるものです。

６月１日に名人戦に勝利し、
史上最年少で７冠を獲得た
若干２０歳の藤井壮太氏を
みていてそう思います。

彼は、小さい頃から「詰将棋」
を解くこと、
「詰将棋」を自分で考えること
が大好きだったそうです。

サインを求められた色紙には
簡単な詰将棋を書いています。

知れば知るほど
噛めば噛むほど面白い

とはこのことです。


私が今没頭しているのは、
人間の可能性を探究することです。

人には自分が考えている以上に
可能性があることを
個人や企業経営者に伝えて
知っていただくことです。

その結果、
その人のやる気がでたり、
家族関係がよくなったり、
職場が明るくなったり、
会社が強くなれるなんて
考えただけでワクワクします。

個人事業主から「法人成り」を
した理由もそこにあります。


長年、心の病で薬を頼りに
生きてきた人が自分の可能性を
信じることで薬を手放せ、
昼夜逆転の生活から普通の生活に
戻せた事実を知ったからです。

人間の脳の可能性を信じること。

すなわち自分自身を信じること。

やればできるんだと思うこと

すべての出発点はここにあります。


私の好きな本の一冊に
昨年８月にお亡くなりになった
稲盛和夫氏の「生きる」があります。

時々、手に取ってパラパラと
ページをめくるととても心が
穏やかな氣持ちになるのです。

今朝、私が目にしたところを
ご紹介します。

「利他に徹すれば
　物事を見る視野も広がる」

というところでした。

少し引用させていただきます。

「利を求める心は事業や人間活動の
　原動力となるものです。
　ですから、だれしも儲けたいとい
　「欲」はあっていい。
　しかしその欲を利己の範囲にのみ
　とどまらせてはなりません。
　（中略）
　会社を経営するという行為をとって
　みても、すでにそれだけでおのずと
　世のため、人のためになる「利他行」
　を含んでいるものです」

株式会社ソーシャルスタイルを設立した
私の意識が引き寄せたものだと思います。

引用を続けます。
「ただし気をつけなくてはならないのは
　利己と利他はいつも裏腹の関係にある
　ことです。
　つまり小さな単位における利他も、
　より大きな単位から見ると利己に
　転じてします。
　会社のため、家族のための行為には、
　たしかに利他の心が含まれているが、
　「自分の会社さえ儲かればいい」
　「自分の家族さえよければいい」と
　思ったとたんに、それはエゴへと
　すり替わり、そのレベルにとどまって
　しまうものです」

視野を広めることは、非常に重要だと
感じます。

問題解決にも大いに役立ちますし、
物事を決める判断基準にもなります。

常に忘れてはならない視点です。

自分が今もっている良い悪いの
判断基準は人それぞれです。

そんな時はできる限り視点を広めて
考えたら迷いが少なくなる。

将棋は勝ち負け世界なので、
一概に比べることはできませんが、
藤井壮太名人は、先の先の先の先、
３０手先以上での棋譜をかなり
正確に頭の中に描くことができる
といわれています。

だから強いんですね。

誰でもタイムマシンに乗って
未来から今をみればどうしたら
良いか判ると思います。

でも、それはできないので、
出来る限り広い視野で考える
ことが大切なんだと思います。

勝負に勝つことと
人生の成功者になることは
違います。

儲けても幸せにはなりません。

人生で、出来る限り先を見る
ということは
できる視野を広めることだと
感じました。

社会の公器である企業経営には
最も重要なことですね。


ではでは