オレンジメールにて配信したメルマガのバックナンバーです。

物忘れが激しくなりました。

よくもこう忘れられるものかと
自分でも関心します。

（感心してる
　場合じゃないですよね（笑））

でも、くよくよしたって仕方ない。

笑ってごまかすしかないと
開き直らないと生きていけません。

出掛ける時、玄関を出てから
時には数歩、
長い時だと駅に向かう途中で
忘れ物があったことを思い出し
取りに帰ります。

そんな私は、今週、おおぼけを
かましてしまいました。

４月にiPhoneの機種変更をした際、
電子フォレットなるものを買いました。

スマホの背面にマグネットで
クレジットカードや交通系カードを
入れる優れものです。

スマホから電子フォレットを
取り外すと「いつ」、「どこで」
取り外されたかが表示されます。

機能を端的に表した"MagSafe"という
ネーミングも短くてオシャレです。

色も８種類ものバリエーションがあり
スマートなんです。

これで安心！安心！と思っていました。

ところがどっこい！
これでもか（笑）ってなことが
起きてしまったのです。

私の誕生日と会社設立祝いを兼ねて
１泊で比較的近くの温泉宿でのんびり
過ごそうということになりました。

妻と車で家を出るとスマホに"MagSafe"
が付いていないことに気が付きました。

でも"探す"機能が付いているので
安心です。

さっそくこの機能を使い探してみると
"MagSafe"がある場所は、家の住所が
表示されます。

家に戻り、家中を探したのですが
ありません。

ベッドの下に落ちていないかと
マットレスまで持ち上げる始末です。

どこを探しても見つからないのです。

ただでさえ、暑い夏が苦手な妻は
汗だくになって、めちゃくちゃ
不機嫌になってきました。

「もう行くのやめようよ」

こんな言葉まで飛び出す始末です。

これ以上、時間をかけて探すのは
流石にやばいと判断した私は、
「旅行から帰ってから探そう」と
なんとか妻をなだめ、
気を取り戻し再出発しました。

絶対に家の中にあるはず！

でもあんなに探したのに
どうして見つからないのだろう？

どこにあるんだろう？

ずっとモヤモヤが続きました。

旅行中の支払いは、妻がしたので、
私は財布を一度も開きませんでした。

翌日、家に帰ってきて
"MagSafe"の探索を再開しましたが、
どうしても見つかりませんでした。

「そんな馬鹿な」（心の声）

だんだん血の気が引いてきました。


諦めかけたその時です。

何気なく財布を開けてみました。

えっ！

なんと、

そこに"MagSafe"が入ってました。


昨年、東北旅行に行った際には
この長財布を家に置き忘れて
出掛けたのですが、
今回はしっかり持って出かけました。

でも先ほどお話ししたように
妻が会計をしてくれたため旅行中、
私は財布を使わなかったのです。

ん？

ということは、
私は長財布の中に
"MagSafe"を入れたまま
持ち歩いていたことになります。

旅先でも"探す"機能を使って
自宅の住所が表示されたのですが、、、

なんでやねん！

実は、この"MagSafe"という機能、
スマホから離れて場所を表示する
ものだったのです。

確かに私は、家の中で
"MagSafe"を取り外しました。

小さなものなので、
家の中で置き忘れないように、
財布の中に入れたという記憶も
ようやく蘇りました。

ということは、
ないないと思い込んでいた
"MagSafe"を旅行中ずっと
持ち歩いていたのです。

もはや、そこには
みつかった安心感は
存在しませんでした。

ドジを絵に描いたような
マンガのような間抜けぶりに
苦笑するだけです。

電子機器に頼ってはいけません。

一番頼りにしなければならないのは
自分自身だと痛感したおおぼけ話です。

でも待てよ
これって、常日頃、同じようなことが
起こっているのではないのか？

一旦、思い込むと
そこから逃れられないことって
ありませんか？

例えば、本当は自分に非があるのに
他人が悪いと思い込むと
ずっと恨み続けるとかです。

お前が悪いのに
なんで涼しい顔してんだよ

とかいう勘違いです。

勘違いに気が付けばまだ良いのですが、
本人に確かめないと永遠に
相手が悪いと決めつけちゃてる。

そう思うと恐ろしいことです。

相手が持っていると思い込んでいる
"MagSafe"

本当は自分が持っているかも⁉

この"MagSafe"紛失事件！
実は、このことを暗示していたのだ。

はっとしました。

ではでは