【人生のポールポジションを取る】No.633
自動車やオートバイのレースで
予選タイムが一番速かった選手や
チームが獲得する最前列の真ん中
の場所がポールポジションです。
レース展開が有利になる場所です。
説明するまでもないでしょう。
では、自分の人生というレースを
考えた場合、死というゴールまで
走り抜ける際のポールポジションは
どこでしょう。
そんな言葉がふと頭をよぎりました。
そもそも人生は、速く駆け抜ける
必要はありません。
だからポールポジションという言葉は
無縁かもしれません。
それでもあえて考えてみました。
私の考える「人生のポールポジション」に
ちょっとお付き合いください。
昨日、私の住む岡崎市で行われた
「岡崎ジャズストリート2023」に
参加する機会に恵まれました。
そこでいくつか立ち位置（ポールポジション）
について考える機会がありました。
岡崎ジャズストリートでは、
町の中の複数の会社の会議室が
にわかジャズ会場になります。
予約席はありません。
一般的には、当然早く行けば良い席
が確保できます。
しかし、意外にそうばかりではない。
このことからこの立ち位置を考えること
になったのです。
（ひとつめ）のポールポジション
開場は演奏開始30分前です。
我々がひとつめの演奏会場に着いたのは、
開始２０分ほど前でした。
既にある程度、人が座っていました。
ところが、よく見ると最前列の
「ポールポジション」が空いている
ではありませんか。
ジャズセッションを行うには広くない会議室。
最前列は、演奏者との距離は１ｍくらい。
かぶりつき、相撲でいうなら砂被りです。
最前列に座っている方に確かめたところ
やっぱり空いていました。
サックス奏者の大音量を全身に浴びる幸せな
ひとときを過ごすことができました。
先に入った人は、あまりにも近すぎる
ポールポジションに遠慮されたのでしょう。
人の心理は不思議なものだと感じました。
（ふたつめ）のポールポジション
違う会社の列に移動しました。
ジャズ会場は３階です。
１階のエントランスホール列に並びました。
順番にエレベーターに案内されるのですが、
エレベーターに乗ると、後から乗る人が
扉の近くになります。
この場合の降りてからのポールポジション争い
がめちゃくちゃ気になります。
誰しも内心、そんな想いだったと思います。
しかし、エレベーターのボタン操作をした人が
言ってくれました。
「（１階で）先頭に並んだ人から
開場に入れるようにしてください！」と。
スタッフの方は、派手なビニールジャケットなど
一目でわかる服装をしていましたが、その方は、
普段着で、一般客と見分けがつきませんでした。
ポールポジション争いが回避でき、
ほっとしました（笑）
（みっつめ）のポールポジション
比較的広い会議室でした。
なんとか２列目あたりに座れそうです。
しかし、妻と私で座りたい場所が違っていました。
妻は、中央２列目がポールポジション。
私は、同じ２列目であればメンバー全体が見やすい
横の席をポールポジションと考えたのです。
それぞれ一目散に目指す位置に駆け寄るため、
すぐに席は埋まってしまいます。
それでも妻は私の後に付いてきて
「なんでこんな隅なの？」と不服そうな顔です。
演奏会場のポールポジションは中央に決まってる。
私は、聴覚より、視覚を優先し
目の悪い妻は、視覚より聴覚を優先したのです。
このほかにももっと些細なポールポジション争いを
ほうふつさせるできごとがありましたが、ここでは
割愛します。
日常生活での"あるある"が「岡崎ジャズストリート」
というイベントで凝縮したように感じました。
さて、前置きが長くなりましたが、
私が考える人生のポールポジションです。
（ひとつめ）
自分の人生は、他者との競争ではありません。
他者と比較しないことが一番大切なことだと思います。
人生のポールポジションは、自分軸を持つこと。
「自分はこれで良い！」
ぶれない心を持つことで自分が目指す目的に最短で
いく事ができると思います。
（ふたつめ）
一日を気持ちよく、スムーズにスタートさせること。
自分の人生をレースに例えるなら
今日が人生のポールポジションであることは明白です。
一日の意志力（Will Power）には、限りがあります。
一日を効率的に走り抜けるには、このWill Powerを
効率的に使うことが大切です。
人生のポールポジションふたつ目は、
朝すべきことをルーティン化するです。
着る服は前の晩に準備する
例えば、次のようなことを５分ずつでも
１分ずつでも良いので、習慣化することで
一日のパフォーマンスは格段に違います。
朝起きたら自分に向き合う
瞑想する
運動する
新聞や読書をする
すべきことを書き出す
こうした心を整えることを習慣化する
私も改めて人生のポールポジションを取る
習慣をもう一度考えてみたいと思います。
成功者の多くがWill Powerを節約することを
考えています。
例えば、アップルの創設者スティーブジョブズは、
考えなくてもいいように
いつも同じ服を着ていたことは有名です。
あなたはどんなことを朝の習慣にしますか？
今日も一日、あなたに良いことありますように。
ではでは
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