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【「ドローン」二刀流監督から學ぶ】No.636

2023年11月13日

今年の夏、慶応義塾高校野球部が
107年ぶり甲子園で優勝しました。

「エンジョイ・ベースボール」を
標榜して取り組んできた成果が
示され、大きな話題を呼んでいます。

森林貴彦監督は慶応幼稚舎（小学校）
の教員でもある「二刀流」です。

「Number」というスポーツ雑誌が
甲子園出場を決めたタイミングで
森林監督にインタビューしています。

朝から３時までは小学生の授業をし、
その後は移動し、高校球児を指導される
森林監督は、こう仰っています。

「高校生は、大人と子どもの中間。
　小学生のような元気さを持つ
　子どもらしさと、
　自己と思考力のある大人の側面を
　持ち合わせている。
　僕の役目はその両方を引き出すこと。

　そして、選手たちの少し後ろから
　「ドローン」のように俯瞰する」

これが森林監督の指導ポリシー！

選手ひとりひとりの性格、特徴、考え、
体調、プレースタイル、感性などを
一人の人間として本質を見抜き、
選手を信じ、受け入れること。

この教育「二刀流」は本当に凄い。

そう感じています。

また、日常生活でも人とのかかわりは、
生まれてから死ぬまで
こうあるべきだと思います。

身近な大切な人の性格、考え、感性に
寄り添い、ひとりの人間として大切に
することで、人間らしく生きられます。

教育熱心な親は、子どもにのめり込み、
子どもの先回りをして、転ばぬよう、
子どもにとって良い選択肢を準備して
自分の価値観を押し付けてしまいがちです。

その結果、

思考停止

親の顔色を忖度する

自分で決められない

判断できない

社会に出ても指示待ち

そんな大人になってしまうのでしょう。

私が取り組んでいる
脳科学から子どもの未来を創る母親教室
BAMOS（Brain Analyst Mother School）が
目指すところは、

子どもが

自分らしく
自分が好きな世界で
自分の価値観をもって
自分で考えて
自分で行動できる

大人になることです。

そう願うすべての方にお届けしています。

親という漢字は、

「木」の上に「立ち」
「見る」と書きます。

BAMOSは、
日本認知学会副会長
明治大学理工学部
認知脳科学部教授
嶋田総太郎先生のオリジナルの
「アイデンティティ形成モデル」
を軸にした構成になっています。

森林監督が仰る
「ドローン」というお言葉は
感覚として腑に落ちます。

學ぶと見える世界が違ってきます。

私は、この夏に6日間かけて、
東京から歩いて
富士山に登ってきました。

毎日、ずっと歩きながら考えました。

なんで認知症になってしまうんだろうと。

脳には「問う」と「答え」を探す
機能が備わっています。

情報を集めてくるのです。

3か月経った今、

認知症予防についての構想が
できてきました。

認知症予防は、みんなで創り上げるもの。

めちゃくちゃ楽しみです。

ではでは