【重要なのは50歳のときの人間関係】No.652
あなたにお聞きします。
健康とはどういう状態でしょうか?
今から75年以上前の1948年に
世界保健機関(WHO)が次のように
定義しているので、きっとあなたも
聞いたことがあると思います。
「健康とは、病気でないとか、
弱っていないということではなく、
肉体的にも、精神的にも、
そして社会的にも、
すべてが満たされた状態である」
弊社ソーシャルスタイルが目指す世界観
でもあります。
ウェルビーング伝道師のゆえんです。
社会的に満たされ状態とは
「良好な人間関係」のことです。
良好な人間関係の基盤となるのが、
家庭であり、夫婦関係だということは
異論の余地はないと思います。
なぜなら、私もあなたもご両親から
生れてきたのですから。
もしも万一、
あなたが望まれない環境の中で
生を受け誕生したたとしても、
あなたが幸せになるためには、
「良好な人間関係」が必要です。
「良好な人間関係」は自分の意思で
構築できると私は信じています。
昨今、生涯独身という人が増えています。
結婚されてない人に結婚観について
聞いたことがありました。
その方の答えは
「職場の先輩から、
結婚なんて苦労が多くて大変だと
聞いたから」というものでした。
確かに間違いありません。
赤の他人が生活を共にするのです。
ぶつかることは山のようにあるでしょう。
私も一度、結婚生活を破綻させています。
でも、だからといって
生涯ひとりぼっちで
生活しても良いのでしょうか?
自分だけのことを考えて暮らしても
良いのでしょうか?
今は、同じ轍を踏まないように
両親の生き様を踏まえた上で、
心理学、脳科学などを學んでいます。
學べば、學ぶほど
「出会いは必然だ」と考えるように
なりました。
このメルマガを読んでいただいている
あなたとの出会いも必然だと思います。
私は、年末から年始にかけて
「グッド・ライフ」という本に
引き寄せられました。
副題にこう書かれています。
"幸せになるのに、遅すぎることはない"
非常に多くの人は、
自分が育った環境や
これまで経験したことに左右されて
生きています。
自分の価値観は、
自分だけが大切にしているもので、
他の人にはわからない⁉
でも、これは本当にそうでしょうか?
この「グッド・ライフ」という本は、
ハーバード大学が85年間かけて
人間の幸福について研究した結果に
基づき書かれています。
もし、あなたが幸せになりたかったら
読んでみる価値があると思いませんか?
今日のメルマガのタイトルは、
この本の中の一節を引用しています。
以下、少しだけ抜粋してお届けします。
---------------------------------------
実際、愛情が乏しく諍いの多い結婚は、
離婚より健康に悪影響を与えうることも
わかっている。
むしろ、大事なのは人間関係の質だ。
単純に言えば、心の通う人間関係の中で
生きることが、心と身体を守ってくれる。
つまり、重要なのは守られているという
感覚だ。
人生は楽ではない。
研究チームは、本研究の被験者たちの人生を
80代まで追跡した時点で、
中年期の状況から80代で幸せで健康な生活
を送れる人とそうでない人を予見できるか
どうかを検討したいと考えた。
被験者が50歳のときの全データを分析した。
すると、老年期の状態を予見していたのは、
中年期のコレステロール値ではなかった。
人間関係の満足度だった。
50歳のときの人間関係の満足度が
高い人ほど(精神的にも肉体的にも)
健康な80歳を迎えていた。
--------------------------------------
答えが書かれています。
将来の健康は50歳のときの
人間関係の満足度を高めることに
かかっているのです。
繰り返しになりますが、
この本の副題はこう書かれています。
"幸せになるのに、遅すぎることはない"
あなたが、40歳でも50歳でも
60歳でも、70歳でもかまいません。
今から取り組めば遅くないのです。
もしろ重要なのは、人は誰もみんな
「認知バイアス」をもっているという
ことを理解することです。
「認知バイアス」とは、
何かを決めるときの心のかたよりです。
先入観や経験則、直感などに頼って
非合理的な判断をしてしまうときに
「認知バイアス」がかかっているという
ように使われます。
人はすべて同じ生き方をしていません。
だからすべての人が何らかの
「認知バイアス」をもっています。
さきほどの研究結果の引用から、
幸せな人生に重要なのは
人間関係の満足度を高めること
だと理解していただけたと思います。
このメルマガでは、
独り善がりでなく、
科学的な根拠などに基づき、
人間関係の満足度を高める方法を
お届けしてまいります。
記事一覧
人生を変えるのは、 小さな習慣の積み重ねです。 私はサラリーマン時代の大半、 両親とは疎遠になっていました。 自分の家庭を守るのが精一杯、 年々老いていく両親 焦る氣持ちが
2025年01月06日
10月から年末にかけて 頂戴した感想をご紹介 できずに年明けがあけて しまいました。 あと数回かかるかもしれませんが お寄せいただいた感想をのご紹介と お礼を申し上
2025年01月05日
【 愛は思考か、感情か?~脳科学の観点からは?~】No.837
「愛は感情だ」―あなたは そう考えていませんか。 今日は脳科学の観点から 「愛」を考えてみましょう。 例えば、あなたが子育て中 だったとします。 お子さんに対して 「ち
2025年01月04日
お正月3日目です。 新年の始まりをいかが お過ごしですか? 私は次の人生方程式を 大切にしています。 人生の幸せ= 好きな事への投資時間×投資レベル サラリーマン生活を
2025年01月03日
新年あけまして おめでとうございます。 本年もどうぞよろしく お願いします。 年末年始は京都で 過ごしました。 元旦から午後にかけて 穏やかなお日様に包まれて 東寺でまっ
2025年01月02日
いよいよ大晦日ですね。 あなたにとって 今年はどんな年でしたか? 私は年初に決めたとおり まさに"熱動"の一年でした。 来年の私のキーワードは "考動"に決めました
2024年12月31日
昨日、愛知県国際会議場で開催された ドリカム ウラワン2024/2025 年内 最終日のライブに妻と堪能しました。 デビュー35周年だそうです。 大ヒット曲じゃない曲で
2024年12月30日
最近いろんなところで 耳にする2025年問題。 あなたはどのように 捉えていますか? 1945年(昭和20年)に 戦争が終わり、 1947年から1949年までの 3年間で生
2024年12月29日
10月以降にお寄せ頂いた 感想をのご紹介とお礼をお伝え しないまま年末になってしまい 大変申し訳ございません。 また、たくさんの感想をお寄せ いただき本当にありがとうございま
2024年12月27日
メンタルと身体の感覚は 切っても切り離せません。 ちょっと季節は違いますが、 動揺「あめふり」を聞いて 嫌な氣分になる人はいないでしょう。 あめあめふれふれ かあ
2024年12月26日
失ってはじめて 健康の大切さを 感じるものです。 何年かぶりに酷く 風邪をひきました。 昨日までの4日間 声が出ませんでした。 昨晩はくしゃみと鼻水が 大
2024年12月25日
あなたはSOGIという言葉を 聞いたことがありますか? 「自分らしく生きる」って そもそも何なのか? 知らない人が多いと思います。 昨年6月、私は妻と二人で 「自分ら
2024年12月23日
昨日のメルマガでは 電車内で爆睡した男性が 落としたスマホを拾えなかった 私の体験談をお伝えしました。 次からは躊躇せずスマホを 拾ってあげようと心に誓いました。
2024年12月20日
その事件?または事故?は 火曜日の早朝、東京の山手線の 電車の中で起きました。 始発の車内はまだ人も少なく 座席もちらほら程度でした。 新宿から30~40代の男
2024年12月19日
昨日は引き寄せの強い一日でした。 お昼前のことです。 私たち夫婦が新宿を 歩いていた時のことです。 日本テレビnews every.という 番組の取材クルーに インタビ
2024年12月18日