オレンジメールにて配信したメルマガのバックナンバーです。

新年度がスタートしました。

１月もリセットする
タイミングですが、
もうすっかり遠い昔のようです。

あなたは、新年に立てた
目標を覚えていますか？

私は「熱動（ねつどう）」を
念主語としました。

「熱量を持って活動する」
という意味です。

今一度、念主語「熱動」を頭に刻み、
再スタートしたいと思います。

４月は新入学、新入社員、
職場異動など環境の変化が大きく
心機一転する季節です。

目標を明確にすると
達成する確率が
めちゃくちゃ上がります。

ということで、
私が今年どんな熱量を持って
行動したいのかお伝えします。

私の目標のひとつは、
歳を重ねても「認知機能」を
保つための方法をお伝えし、
１人でも多くの人に実践して
もらうことです。

世の中には、
認知症予防に関する情報は
たくさん出されています。

その一つに、
医師、保健師、看護師、
理学療法士、作業療法士、
言語聴覚士、介護職員、
臨床心理士、臨床検査技師などの
会員で構成されている
「一般社団法人日本認知症予防学会」
という団体があります。

先日、理事長で認知症専門医
島根大学医学部 浦上克哉教授が
書かれた
「科学的に正しい　認知症予防講義」
という本を、ノートに書き出しながら
熟読しました。

浦上先生は、これまで13万人以上の
認知症の人を診察された方です。

認知症の怖いところは、
現代の医学では発症してしまうと、
進行のスピードは遅くすることは
できても、発症前の状態に戻すこと
（完治）はできないことです。

少し前に
【毎日しっかり脳のゴミを洗い流そう】
というメルマガNo.679を発信しました。

認知症が発症する原因のひとつに
アミロイドβ（ベータ）などの
タンパク質が脳の中に溜まり、
これが悪さをし、
脳の神経細胞が壊れてしまう。

というお話しでした。

アミロイドβは、
健康なうちからジワジワと増えていきます。

脳の変化は、認知症の発症の
２０年近く前から始まっており、

そのまま認知症になってしまうのか、

認知症の発症を防げるのか、

分かれ目が【軽い認知障害MCI】だそうです。

では、この軽い認知障害の状態って
いったいどんな状態なのでしょうか？

MCIは、正式には「軽度認知障害」といい
Mild Cognitive Impairment
マイルド　コグニティブ　インペアメント
（穏やかな認知障害）の頭文字です。

さきほどの団体と名称は似ているのですが、
「一般社団法人日本認知症予防協会」という
別の団体があります。

ここでは、20項目の質問に答えるだけで
認知症チェックリストを提供しています。

どんな設問に答えるのか？

そしてあなたの認知機能の低下が
どんな感じなのか？

気になるあなた

試してみませんか？

https://bit.ly/43NgwsH

さて、あなたのMCI度はいかがでしたか？

因みに私は、５点でした。

・身近な人や物の名前が思い出せない
・言葉がすぐに出てこない
・昨日食べたものが思い出せない
・物を置いた場所が分からなくなる

などの項目が当てはまりました。

率先して予防に気を付けます！

繰り返しになりますが、
認知症になると元には戻りません。

しかし、ギリギリ認知症ではない
境界ラインMCIの状態なら間に合います。

浦上先生の本に書かれていることを
要約すると

「MCIから認知症への移行率は最大１５％
　一方、
　MCIから健常者への回復率は１６～４１％

　積極的に認知症予防を行い、
　積極的に脳を使うようにすることで
　MCIの状態を脱することができた人は
　沢山いますが、

　黄色信号（MCI）ではなく、
　青信号（認知機能正常）から
　予防しておくのがベストです」

このように書かれています。

昨日、私は妻と二人でお花見に行きました。

朝１０時から夕方６時過ぎまで、
都合の良い時間に三々五々に集まり
２０人以上が出入り自由のゆるい感じの
お花見会でした。

子供たちがサッカーの試合をしている
グランド横に一本だけ咲いている
桜の木の下でした。

和気あいあいと
話しながら
笑いながら

楽しいひと時できました。

８８歳になられるお母さんも参加され、
いつになく楽しくお酒を飲まれたと
息子さんからお聞きし、
とっても嬉しい気持ちになりました。

ヒトの脳である「社会脳」を使わない。

数日間まったく家から出ない。

しばらく誰とも話さない。

そんな生活を送っていて、
「認知症」にならないはずがない。

私はそう思います。

「社会脳」ってなに？

ということはまたの機会に
お話ししますね。

ではでは