オレンジメールにて配信したメルマガのバックナンバーです。

私の仕事部屋は

北に面しており

エアコンがありません。

窓を開けてメルマガを

書いています。

当たり前ですが

夏は暑く

冬は寒い

でも外の気配が判ります。

毎日、かなりの時間を

ここで過ごすため

時の流れが感じやすく

夏の始めは、

クマゼミの大合唱

それも長くは続きません。

今年の夏は本当に暑く

リビングや寝室では

エアコンがフル回転でした。

朝からエアコンの音声案内が

「室温が高くなっています
　冷房運転を開始してください」

と注意喚起してくれます。

でも、それも迷走台風が

うやむやにしてくれました（笑）

朝晩はひんやりした空気が

仕事部屋に流れ込んできます。

このところ夜には

マツムシの心地よい鳴き声に

癒されています。

私はウェルビーング伝道師として

こんな環境でメルマガを書いています。


そして、日夜、神経科学（脳科学）を

學んでいます。

とっても楽しい時間です。

これはほんの一例ですが

人はなぜ人と人との

親和的な会話が必要なのか？

人に優しくしなければならないか？

人のことを考えたり、

人のために動いたり、

人のために働いたりする

必要がなぜあるのか？

これを道徳観や倫理観ではなく

脳の機能から腑に落とせるからです。

伝えられるようになるからです。


生まれた時の脳は、

初期出荷されたパソコンのCPUだと

イメージして下さい。


使う人次第でどうにでもなります。


必要なソフトやアプリを

ダウンロードしてインストールすれば

できる機能はどんどん増えます。


必要なソフトやアプリをインストールする

ことを人間は"教育"とか"學習"と呼びます。


人の脳は、CPUなので

凄くエネルギーを消費します。

どの位、脳が使うのかというと

一日の消費カロリーの２０％程度です。


「日本人の食事摂取基準」を使って

身長と性別と年齢と身体活動レベルを

入力すると簡単に１日に必要な

摂取カロリーが求められます。

これ以上、食べたら太っちゃうよという

目安です。

今、確かめてみたら私の場合は、

標準体重60㎏

１日に必要なカロリー量は約2,000Kcalでした。


私は３年ほど体重は殆ど変わっていないので

消費カロリーも約2,000Kcalです。


私の脳はこのうちの２０％、すなわち

４００Kcal消費していることになります。

そして、この４００Kcalのうち約７５％が

ぼぉ～っとしている時に消費されています。


よくよく考えてみてください。

これって凄くないですか？


人間の身体にムダなものは

なにひとつありません。


いや盲腸は必要かな？


まあ、それは置いときましょう。


ぼぉ～っとしてる時に何をしているか？

氣になりますよね。


ずばり

デフォルトモードネットワークという

機能が動いているのです。

長いのでDMNと表現します。

DMNは主に次の３つの働きをしています。


・見当識（ここはどこで何してるのか？）

・自己認識（私はどういう人物か？）

・それらにまつわる記憶


ずっと働いていてくれます。

DMNが働いているから

自分の名前を呼ばれたら

即座に返事ができるし、

飲み過ぎて酔っ払い
前後不覚になっても
家に辿り着けるのです。

「長谷川式」と呼ばれる
認知症のテストでは、

お名前は？

今日は何月何日何曜日ですか？

と尋ねられたりします。

子どもみたいと思いますが、
認知症はこうした基本的な
機能がしっかり働くなって
しまってしまうのですね。

ですから
生きていく上で
DMNの使い方が
すんごく重要なのです。

あなたのPCUである脳は

あなたの使い方次第で

高性能にもなれば

ぐるぐる回って

働かなくなっちゃいます。

最近読んだ本に

「頭がいい」とは
どういうことか
－脳科学から考える

があります。

お茶の水女子大学の
毛内拡先生が書かれた本です。

よかったら
読んでみてください。

ではでは