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【約束の春~復旧への苦闘に感無量】No.685

2024年04月21日



数々の感動物語を紹介してきた
NHKの大人気番組
プロジェクトXが戻ってきました。

新プロジェクトX~挑戦者たち~

第一弾は、東日本大震災で
全線が壊滅的な被害を受けた
三陸鉄道の復旧物語でした。

沿線住民が大漁旗を振り
「おかえり」という姿を見て
私は胸が震えました。

なんとしても、
高校生の通学手段を取り戻したい!

その一心の強い想い。

三陸鉄道の社長の独断でした。

その決断がなければ、多分
廃線になっていたでしょう。

もちろん国も支援しました。

しかし、いくらお金があっても
実際に現場で働く人がいなければ
達成できません。

現場での苦闘は想像を超えていました。

建設会社の担当責任者は、
ずっと家には帰れません。

お子さんの誕生日も例外ではありません。

心身を捧げる血の滲むような
苦労が実を結んだのでした。

昨日の放送を見て私は、
ことをなすときに何が大切なのか?
生きていくためには何が必要なのか?

この2つが頭に浮かびきました。

1つめは、
目的と時間設定の重要さです。

社長は、震災から3年後の3月に
三陸鉄道を復旧されるという目標を
設定しました。

2014年春、新学期を迎える時、
高校に通学できるようにしたい!

その確固たる明確な目的と達成時期
に向け、心がひとつになりました。

何をするにも期日設定が大切だと
いうことを痛感しました。

2つめは、生きていく上の優先順位です。

「ありのまま」より「ありがとう」の
方が優先順位が高いということです。

幸福学の研究から、
幸せには次の4つ因子が必要である
ということがわかっています。

「やってみよう」

「ありがとう」

「なんとかなる」

「ありのままに」

三陸鉄道が復旧した2014年3月
プロジェクトXの映像に映る沿線住民の
喜びに満ちた映像は忘れられません。

順番に見てみましょう。

「やってみよう」を
社長さんが決断しました。

すべての物語は
「やってみよう」という
決意から始まります。

次に、「ありがとう」です。

支援者や縁の下の力持ちが現れ、
「ありがとう」が生れます。

しかし、そう簡単にはいかず、
復旧は困難を極めます。

過酷な状況にもめげず、
最後まで諦めずに
「なんとかなる」と努力を続けます。

このとき、現場で奮闘している人は
「ありのまま」ではありません。

幸せの4つの因子は揃っていません。

それでも幸せなのだろうか?

物事を成し遂げる時には
こうした状況も必要なのでしょう。

自分のペースで「ありのままに」とは
言ってられません。

どんなに困難な道のりであっても
へこられずに「ありのままでない」
努力をし続けた結果、

1両の車両が走る様子を見るために
沿線に詰めかけました。

大漁旗を振る人、

胸に手作りのメッセージを掲げる人々の

「おかえり」

「ありがとう」

「おかえり」

「ありがとう」

という熱い熱い想い。

こうしたみんなの想いに応えて
列車の中から
ちぎれんばかりに
終点までずっと手を振り続けた
三陸鉄道の関係者。

心の中から湧き起こる
嬉しさ、
開通した喜びの様子に
みんな感無量です。

感動、感激の涙が頬を伝わります。

この映像を見た私は、
幸せの4因子は、決して、
同時に起きるのではなく、

時差があったり、または、
優先順位があるんだと
はっと気付きました。

「やってみよう」

「ありがとう」

「なんとかなる」

「ありのままに」

この順番が大切なのだと!

今の世の中はどうでしょうか?

あなたは、あなた、

ありのままでいい!

この言葉が、単独として
独り歩きしていないだろうか?

言われ過ぎていないだろうか?

本来の順番は、
下の方であるべきなのに
一番上位になっていないだろうか?

価値観の多様化
多様性が尊重されるべきだ!

「ありのままに」でいい。

こうした風潮が行き過ぎて
いないだろうか?

人は独りでは生きられません。

脳の構造が"社会の中で生きる"
ように造られているのです。

これを社会脳仮説といいます。

私が掲げる企業理念として掲げた
ミッション(果たす役割)は

"自分らしく生きられる社会を創る"

というものです。

「自分らしく」とは、当たり前に
「ありがとう」の輪が広がる社会です。

社会生活にストレスはつきものです。

人生の悩みの大半は、
人間関係のストレスが原因だといわれます。

しかし同時に、人間は、
社会の中でしか生きられないのです。

それが人間だからです。

だから感動の涙が尊いのです。

仲間と楽しく過ごすために
人は自ら成長し続ける必要がある。

自分らしく生きられる社会とは、
生涯學び続けることが、
当たり前の社会になること。

私の果たす役割は、
このことを伝え続けることです。

今日はこれからテニス仲間と
至福のひと時を過ごしてきます。

ではでは


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