オレンジメールにて配信したメルマガのバックナンバーです。

あっ、ここ初めて来たはずなのに
前にも来たことあるような気がする⁉

フランス語でこれをデジャヴ（既視感）
といいますよね。

これと似て非なるヴジャデ。

今日は、日常生活を豊かにする
ヴジャデとメタ認知の活用法を
お届けします。



ところで、あなたは、そもそもヴジャデ
って言葉を聞いたことありますか？

「そんな言葉あったっけ？」
「あったような、なかったような⁉」
と思われたかもしれません。
（あっ、これはデジャヴ？）

ヴジャデは、デジャヴを元に、
米国のとあるコメディアンが創った
造語だと言われています。

いつも見ていて、よく知っている。

でも、見る角度によって
まったく違った新たな発見がある。

あなたにも、そんなことありませんか？

最近よく、妻と考えていることが
シンクロするんです。

昨日もシンクロが起きました。

メルマガで「ヴジャデ」について
書こうとしていた時、
妻が「ヴジャデ」現象を口にしたのです。

この前の日曜日、お友達に連れられて
普段は遠くて行けないスーパーに食材を
買いに行ったようです。

妻が口にしたのは、そのお友達の
「ヴジャデ」体験です。

普段から見慣れているのに、
まるで初めてのような新鮮さを
感じることを「ヴジャデ」といいます。

愛知県豊橋市にある有名な「ちくわ」
大変、美味しいのですが、
他のちくわに比べて、
値段はちょっとお高めです。

彼女は、何十年もその「ちくわ」を
値段を気にせず食べていたそうです。

お友達は、自分の買い物はせずに、
ただ妻の買い物に付き添い、
店内をブラブラ歩いていたのでしょう。

だから

いつもと違った視点で
お店の商品を眺めていたんだと思います。

「えみちゃん、このちくわ高かったんだね！」

子どもの頃からこの「ちくわ」に
慣れ親しんでいて、ほかのちくわの値段を
見てなかったのでしょう。

人は見ているようで案外、
見ていないものです。

いつも見ているものでも
しっかり捉えているとは限りません。

「ブジャデ」で捉える習慣から
新たな発見があるものです。

その上で、働かせて欲しいのが
心理学で使われる「メタ認知」です。

自分が認知（考えたり・感じる）している
ことを、自分の主観でなく第三者的、
客観的に捉えようとすることを「メタ認知」
といいます。

普段からメタ認知を使うことを習慣付ければ
人間関係のトラブルが避けられます。

自分の認知活動を「ヴジャデ」で捉え、
メタ認知の活用例をみてみたいと思います。

例えば、妻と待ち合わせて
映画を観に行くことになったとします。
しかし、妻が３０分も遅れてきました。

（認知：これまでの私）
なんで遅れるんだ！腹が立つぅ！

（メタ認知：脳科学を學んでいる私）
遅れたことでイライラしてる自分がいる。

なかなか（メタ認知）的に捉えるのが、
難しいと感じたら、慣れるまでは心の中で

「ブジャデ」「ヴジャデ」「ヴジャデ」

「メタ認知」「メタ認知」「メタ認知」

とリズムよく繰り返し意識します。

人間は習慣の動物なので、誰でも
しばらくしたら慣れてくるものです。

そこでこんな風にメタ認知を活用します。

・妻が遅れて自分はイライラしている。

・どうして怒ってしまってうんだろ？

・怒りを爆発させたらケンカになる。

・そうしたらもっとイライラする。

・妻も氣分を害して大喧嘩になる。

・映画の予定が滅茶苦茶になる。

・しばらく食事を作ってもらえないかも。

・どうして遅れたんだろう？

・きっと理由があるはずだ。

・そもそも無事に来てくれたじゃないか。

・交通事故に巻き込まれなくてよかった。

・大丈夫だった？と声掛けしよう。

感情をそのまま相手にぶつけた場合と
メタ認知を働かせた場合では
「天国と地獄」の違いがあります。

いつもの発想

いつもの見方から離れる「ブジャデ」

そして「メタ認知」思考を手に入れる。

「メタ認知」思考は、
やってみると心が穏やかになって
メリットしかありません。

しかも案外できるものです。

「メタ認知」はネガティブ感情を
ポジティブな思考と行動に変える
最強にテクニックだと思います。

あなたも是非、ご活用ください。