【かたよらないこころ】No.693｜ソーシャルスタイル（前S-style）メルマガバックナンバー

【かたよらないこころ】No.693

2024年05月10日

２泊３日でいにしえの都
大和に来ています。

自分があまりにもものを知らないこと、
自分の足りなさを痛感しています。

特にお寺の教えにちょっと触れただけ
でそう思います。

「自分のことを棚に上げる」という
言葉があります。

人は他人のこと、
特に人のあらはすぐに見つかります。

しかし棚の上にある自分のことは
視界に入らないので見えません。

自分のことは

良いところも
悪いところも

なかなか氣付きづらいんですね。

件名の「かたよらないこころ」は
法相宗薬師寺元管主高田好胤さんの
言葉です。

今の管主加藤朝胤さんに続き、
薬師寺金堂にいた皆んなが
胸の前で合掌して唱えます。

かたよらないこころ
こだわらないこころ
とらわれないこころ
ひろくひろく
もっとひろく
これが般若心経
空のこころなり

平易な言葉ですが、
ひとつ、ひとつ
噛みしめてみると
大変奥いことがわかります。

例えば「かたよらない」
という言葉をみてみます。

私は、ヨガが大好きです。

ヨガをするとよくわかるのですが、
身体はまっすぐではありません。

普段日常生活のクセで
左右どちらかに曲がっています。

姿勢だって
毎日スマホばかり見ていると
ストレートネックといって
自然のＳ字カーブではなく
ストレートネックになって
しまいます。

だから、自分のことを定期的に
チェックすることが非常に重要です。

ものの見方で言えば、必ず
アンコンシャス・バイアスがあります。

無意識の思い込みや偏見のことです。

かたよらないこころ

こだわらないこころ

とらわれないこころ

ひとつひとつ嚙みしめて
みていただければと思います。

また、このほかに高田好胤さんは、
大切な言葉をたくさん残されています。

例えば

「人には検事を、
　自分には弁護士をではなく、

　人には弁護士を、
　自分には検事を」

という言葉があります。

まさしく、まさしく！
って思いませんか？

薬師寺では
毎月8日が薬師縁日だそうです。

毎月８日の午前11時から
600巻の大般若波羅蜜多経
（大般若経）が転読されています。

ほんとうにたまたまなのですが
ちょうどその時間に訪れた我々。

最前列で大般若経転読法要の様子を
拝見し、最後に加藤朝胤管主の
「かたよらないこころ」を唱え、
最後に撒かれる「散華」を拾いました。

百聞は一見に如かず

大般若経転読法要に様子

https://yakushiji.or.jp/regular_event/

お経が終わり
「唯識」というご本に加藤朝胤管主の
サインをしていただきました。

そこに書かれた言葉は〇〇でした。

この〇〇がまた奥が深いのです。

長くなるといけません。

またの機会にお伝えしますね。

今日は、興福寺に行く予定です。

どんな発見があるのか楽しみです。

ではでは