オレンジメールにて配信したメルマガのバックナンバーです。

「幸福学✖応用脳科学✖人間学
　これからの時代における本物の幸福」

昨日の【幸福学】いかがでしたでしょうか？

前野隆司先生は、ロボット工学の研究から
人の心にアプローチされ、
「幸福」を定義されました。

短期的な幸せを指すハピネスではなく、
生涯を通じ幸せな状態である
ウェルビーイングの概念を言語化
された功績は非常に大きいと思います。

ウェルビーイング（的な幸せ）は、

やってみよう
ありがとう
なんとかなる
ありのままに

を「アジャイル開発」的に回すことで
得られるとおっしゃっています。

私と「幸福の４因子」との出会いは
２年前です。

２８年間小学校教員をされていた
高尾弥生さん（現tBA※代表）が
「心理的安全性」と
「アントレプレナーシップ教育」で
日本の教育を変える！と熱く語って
おられました。

※tBAティーチャーズブレインアカデミー

この観点で日常生活を見てみると
「確かに！間違いない！」と
すんごく納得できちゃいました。

「良いものは、良い」と
みんな広めたいタイプの私は、
この２年間、結構いろんな人に
「幸福の４因子」を伝えてきました。

コツコツとご自分で勉強され、
真理を探究するタイプの人からみると
「馬鹿じゃない？」と
笑われるかもしれませんが、、、、

良いものを自分でひとり締めするのは
もったいないと思っちゃうんですよね。

ですから恥も外聞もかなぐり捨てて、
猿真似だと言われないように、
自分の言葉として
この先もどんどん伝えていっちゃいます。

但し、「それ！古（ふる）ッ」って
言われないように情報のアップデート
だけは怠らないように頑張ります！

続いて、今日は【人間学】です。

そもそも私は、この講演会に出会うまで
【人間学】という言葉を聞いたことが
ありませんでした。

【幸福学】と同じく
【人間学】も歴史は古くありません。

４６年前の１９７８年（昭和５３年）に
藤尾秀昭氏が月刊誌『致知』を創刊し、
人間学という言葉を使われたようです。

過去にも未来にもたった一つしかない、
尊い命をどう生きるか―
それを学ぶのが人間学です。
（致知出版社HPから引用）

講演会では、お嬢様の藤尾佳子さんから
【人間学】から考えた幸福についての
お話しをお聞かせいただきました。

冒頭で、インドでオオカミに育てられた
ふたりの女の子が発見されたときに
どういう状態だったかというお話しが
ありました。

あなたも何度か聞いたことがあるかも
しれません。

保護された時、四つ足で歩き、
生肉しか食べず、
夜は仲間のオオカミと遠吠えし合うと
いう状況だったと伝わっています。

知識や技能など「やり方」を「時務学」、
徳性という「あり方」を學ぶのが
「人間学」だと解説されていました。

徳性とは、思いやり、優しさ、誠実さ
など生まれながらに持っている人間性
や優しい心とのことです。

ノウハウやハウツーなど「やり方」を
追求した結果、得られる幸せではなく、

内から湧き上がる幸せを感じる力、
「あり方」を養うことができた時に
本当の幸せを感じられる人となる。

そのためにはどうしたらいいのか？

藤尾さんは、

当たり前の中にある
"有り難さ"に気づく心を養う學びが
人間学であると仰っておられました。

オオカミに育てられた少女の例から
わかるように環境は非常に重要です。

「親」ができることは、
「心の栄養」である良い「言葉」を
たくさん、たくさん、注ぎ続ける
ことである。

「言葉」は「生きる力」である。

本当にそう思います。

締め括りとして、
教育者 森信三氏による言葉

「教育とは、
　生き方のタネ蒔きをすることなり」

を紹介していただきました。

藤尾佳子さんは、月間「致知」の
別冊「母」の編集長です。

これを機会にもう少し「人間学」を
勉強してみたいと思いました。

次回は、講演会の続き
「応用脳科学」をお届けします。

ではでは