オレンジメールにて配信したメルマガのバックナンバーです。

今日は、
２週間ほど前のメルマガNo.700
【二つの蛙化現象と二つの物語】の
続きをお届けします。

特に自己肯定感が関係する
「従来型の蛙化現象」の発生メカニズム
について、考えてみたいと思います。

昨年、流行ったZ世代の「蛙化現象」は、
恋人やカレカノになり、お付き合いする
中で相手の些細な言動により恋心が急に
冷めてしまうというものでした。

一方、「従来型の蛙化現象」は、
憧れだった人、恋焦がれる男性が、
自分に好意をもってくれた途端に、
生理的な嫌悪感を抱いてしまい、
急に冷めてしまう時に使われていました。

特に女性が急に冷めてしまう現象のことを
指す場合が多いようです。

男性側からみると
「えっ？なんで？
　俺のこと好きだったんじゃないの？」と
鳩が豆鉄砲を食らったような感じです。

男性が起こす蛙化現象の多くは、
狩人の心境を考えると分かりやすいです。

欲しくて欲しくて追い求めた獲物（女性）。

獲得ゲームが終了し、
「俺のモノ」にしたので熱が冷めた。

褒められた行為ではありません。

良いか悪いかは別にして、
単純な動物として、
男の心理変化は理解できますよね。

一方、女性が起こす
「蛙化現象」は、ちょっと複雑です。

私のブレインアナリスト仲間に
結婚相談所を運営する女性がいます。

その彼女が主催した
「マリッジブレイン勉強会」に
参加したときのことです。

付き合う前、好きだった男性が
自分にも好意を持ってくれ、
いざ相思相愛になり、
これからお付き合いが始まると
いう時になった時点で、急に
その男性から逃げだす女性が
一定数おり、
そこには自己肯定感が絡んでいると
彼女が教えてくれました。

結婚は「一生を共に歩む相手」を
見つけ、始めて成立するものです。

「相手を見つける」ために必要なのは、
「自分を知ること」です。

本来、自分のことを知らないのに
相手にアピールできません。

もしも自分のことを知らないで、
あるいは間違った認識を持ったまま、
偽りの自分をアピールしたら、
そこから生まれるのはストレスです。

自分を知ることで"基準"ができ、
「相手を理解する」ことができます。

さて、先ほどの自己肯定感と
「女性の蛙化現象」に話を戻します。

「"高嶺の花"だと思っていた
　男性がこんな私を好きになるなんて、
　大した男じゃない」

だからお付き合いするのやめておこう！

このように感じてしまうのは
女性の自己肯定感の低さから
働く心理変化です。

蛙化現象は、
ストレス回避行動といえます。

すごくもったいないと思います。

人は人とコミュニケーションを交わす、
すなわちお付き合いする生き物です。

好きだった男性が自分に振り向いたとたん
関係をリセットするなんて馬鹿げている。

私にはそう感じました。

人生という貴重な時間を無駄にしている。

大きな損失だと思いませんか？

５０歳時の未婚割合を示した
「生涯独身率」が急増しています。

２０２０年時点の調査では
男性の約28％、女性の約１８％が
５０歳時に結婚していません。

今後ますます増加することが
予想されています。

女性の社会進出が進み、
キャリアが中断するので結婚しない。

男性も女性も自分に自信がないので
アプローチさえしない。

そんな若者が増えています。

私がブレインアナリストという
仕事に魅力を感じたのは、
自分を知る（＝自己認知）が
幸せの４つの因子

やってみよう
ありがとう
なんとかなる
ありのままに

を高めることに
繋がることを知ったからです。

それから自己肯定感を高めたり、
感情をコントロールする方法を
伝えるウェルビーイング伝道師
としての今の私があります。