【そもそも「自分らしさ」とってなんなの？】No.739｜ソーシャルスタイル（前S-style）メルマガバックナンバー

【そもそも「自分らしさ」とってなんなの？】No.739

2024年08月09日

今日はシンプルに

「自分らしさ」について

考えてみたいと思います。

よく耳にする言葉ですが、

一体この「自分らしさ」って

なんでしょう。

あなたは説明できますか？

人は、言葉で思考します。

言葉の定義を明確にしなければ

思考そのものが曖昧になります。

思考する対象が曖昧だと

何が正しくて

何が間違っているのかが

判断できません。

ですから「自分らしさ」を

どのように定義するかが

非常に重要です。

仮に「自分らしさ」を

「自分の好きなように振る舞うこと」

「自分の思うように生きること」

と定義したとします。

あなたは、この「自分らしさ」の定義を

"そうだ！そうだ！"

"その通り"って思いますか？

それとも

"んっ？"

"なんかちょっと違う？

"なんか足りない"

って違和感を覚えますか？

日本語は美しいと言われます。

私も確かにそう思います。

しかし、良い悪いではなく、

同時に、日本語は曖昧です。

英訳するとヒントが
見つかるかもしれません。

「自分らしさ」を英訳すると

「personality」

という単語が出てきます。

「personality」をもう一度、

日本語に戻すと

「人格」になります。

「自分らしさ」≒「人格」

合っているような？

合っていないような？

ますます曖昧になっちゃった？

というか言葉として続きませんよね。

実は、この「自分らしさ」という言葉

当社のミッション（果たす役割）の中で

使っています。

当社のミッション（果たす役割）は

「自分らしく生きられる社会を創る」

です。

当社は脳科学の観点から

「自分らしさ」を定義しています。

これをご説明しますね。

私たち人間は、社会的な存在です。

社会という空間を生きている動物です。

それが人間である。

これに違和感はないと思います。

ここからが重要です。

私たち人間が生き残れたのは、

私たちの脳が、社会に適合するように

進化し、カスタマイズされているからだ

という最も有力な仮説があります。

これを「社会脳仮説」といいます。

当社が定義する「自分らしさ」は

「社会脳仮説」を根拠としています。

「社会脳仮説」に基づき

「自分らしさ」を定義すると

次のように表現することができます。

『自分らしさとは

　自分の好きなように

　自分が思うように

【社会の中で】生きること』

巷でよく聞かれる

「あなたはあなた
　あなたのありのままでいい」

という言葉には【社会】が抜けています。

肝心の【社会の中で】が抜けていたら

【社会】に思考が回らないのです。

確かに「多様性」は重要です。

しかし、このもっともらしい

耳障りのいい言葉が

独り歩きすることで

「分断」を招く原因に

なっていないでしょうか？

私はこれに強い危機感を覚えます。

【社会】の最小単位は、

言うまでもなく

夫婦であり

家族です。

これを蔑ろにしては
自分らしく生きられません。

私はそう思います。

「自分らしさとは

　自分の好きなように

　自分が思うように

　社会の中で生きること！」

今日も最後まで読んでいただき

誠にありがとうございました。

ではでは