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【津波てんでんこと家族崩壊】No.744

2024年08月14日

今日は家族の絆について

考えてみたいと思います。

8月8日、気象庁から初めて

南海トラフ地震臨時情報

巨大地震注意が発令され、

緊張が高まっています。

スーパーやコンビニなどで

水、トイレットペーパー、

非常食などが品薄状態に

なっているところもある

とのことです。

準備も必要ですが

焦らず落ち着いて

いざという時

適切かつ迅速な行動が

取れるか否か。

これが非常に重要です。

「津波てんでんこ」

という言葉があります。

津波が来たら、てんでばらばらに

高台に逃げろという意味です。

同時に非常時の行動は、

日頃の家族間の信頼が問われます。

昨日、東日本大震災の時に、

逃げ方で５人家族に起きた

悲劇を妻から聞きました。

家族構成は、男１人、女４人

夫婦と同居の夫の母親

小学１年生の女の子

生まれたばかりの女の赤ちゃん。

男はご主人ただ一人です。

「津波てんでんこ」です。

もしあなたがこの家族の男性の立場

だったら、どういう行動をとりますか？

運命の分かれ道です。

ドキドキすると思いますが、

一度、落ち着いて考えてみてください。

前提条件はただ一つ
歩く速度に違いはあれど
赤ちゃん以外にみんな
自分の足で歩けます。

いかがですか？

あなたはどうされますか？

私だったら

奥さんに母親を気遣うように頼み

自分は赤ちゃんを抱っこして

長女を連れて逃げる

こんな「絵づら」が浮かびました。

実際に男性が取った行動は、

長女を連れて逃げたそうです。

理由は、

「母乳がないと生きていけない
　赤ちゃんは奥様に任せた」

男性からしてみるとその通りだよな。

「津波てんでんこ」だから

一見、理にかなっていると考えても

よさそうです。

でも、男性がこう考えてため、
置いてけぼりにされた残され奥様は、
義母に気を遣い、赤ん坊を抱っこし、
逃げることになりました。

５人は全員、無事だったようですが、

奥様とお母さんは

男性がとった行動の理由を聞き

あきれ果てたようです。

そして避難所で男性は「針の筵」状態に！

奥様と実母から見放されたそうです。

夫婦関係は破綻し、

男性だけ家を追い出されてしまいました。

嫁と姑が女の子２人を育てるという

ちょっと信じがたいことが起きました。

今、急速に、男性の育休の取得率向上に

熱心になってきています。

しかし、まだまだ、子育ては女性の仕事と

考える男性は多いでしょう。

先ほどの事例はもう１３年も前のことですが、

改めて、夫婦のあり方、家族のあり方、

向き合い方を考えてみてはいかがでしょうか？

今日は、問題提起をさせていただきました。

お盆休みにご家族でゆっくりお話しする

きっかけにして頂ければ幸いです。

ではでは