オレンジメールにて配信したメルマガのバックナンバーです。

学生時代、私はワンゲル部
に所属していました。

正式名称はワンダーフォーゲル部

ワンダーフォーゲルは

ドイツ語で

Wander（放浪する）

vogel（鳥）

すなわち「渡り鳥」です。

直訳すると「渡り鳥部！」

なんじゃそれ！ですよね。

なぜドイツ語かというと

ドイツの高校生や大学生など
若者が野山を歩いて移動し
自炊し、自然と仲間との
語らいを楽しむ活動が始まり
だからです。

入学式の日、
そんな活動があるんだ！と
初めて知りました。

フィールドが自然であれば
何をしてもいい

「おもしろそうぉ～」と
感じた私は、さっそく部室に
顔を出しました。

他の部室を行った記憶はありません。

私はほとんど直感で決めて、
そこにどっぷりハマるタイプ
のようです。

初めて連れて行ってもらったのは
奈良県の大峰山でした。

紀伊山地の奥深い修験道が訪れる
神聖な山々が連なり、途中から
「女人禁制」となっています。

標高1895ｍの弥山（みせん）から
生れてはじめて雲海をみました。

しかも自分の足でここまで来た！

この感動は今でも忘れられません。

同時に自分がいかにちっぽけな、
ちっぽけな存在なんだと
思い知らされました。

自分１人より、ワンゲルの仲間と
いっしょに来たから楽しいんだ。

そう感じました。

もう一度、言っちゃいます。
めちゃくちゃ感動しました！

究極的な言い方をすれば
これが人生を表していると
思えるのです。

今日のお話し
「ストライクゾーンを広げたい」は、
目標設定の定め方や視野の捉え方です。

所詮、人はちっぽけな存在です。

自分の存在を大きく見せよう！
と思わない方が良いと思います。

地位や名誉やお金持ちになる事！

それらを人生の目標に設定し
がむしゃらに頑張って、
一つずつ達成していったとしても
その延長には幸せはありません。

もちろん、その目標に向かい
必要なスキルや人間性を磨くことは
非常に重要です。

その目標に向かって頑張ることを
否定するつもりは一ミリもありません。

むしろ明確な目標を持った方が
絶対に良いと思います。

例えば、サラリーマンでいえば

主任になって
係長になって
課長になって
部長になって
本部長になって
取締役になって
代表取締役になること！

あるいは、
上場企業の役員や
トップになることを
目標とした場合

あるいは、起業して

最初は１０万円稼いで
次に１００万円稼いで
次は１千万円稼いで
最終的には億り人になる！

こうした具体的な目標設定
することを否定していません。

しかし、この道の延長には
幸せはありません。

幸福感情は、年収が増えれば
増えるほど１千万円位までは
同じように上がっていくと
言われています。

しかし、これ以上になると
幸せを感じる人と
幸せを感じない人がいます。


やってみよう

ありがとう

なんとかなる

ありのままに


人生のどのステージにおいても
この幸せの４要素が保たれているか？

そこがポイントになります。

抽象的なお話しで恐縮ですが
自分のもっている価値観を
「ストライクゾーン」とした場合

「ストライクゾーン」が広ければ
それだけOK！OK！が増えます。


なんか知らんけど

変なもの売りつけられた

いやな感じがした

だから、その人とは付き合わない

という生き方がある一方で


なんか知らんけど

変なもの売りつけられた

なんで彼はそれを売りたいんだろう？

何に魅力を感じているんだろう？

ともう一歩踏み込んで

接してみてはいかがでしょうか？

そうすることで

自分の視野が広がります。

人の見方に変化ができてきます。

その上で、自分と違うな

受け入れられないなと思えば、

それは、それだけのことです。

定年退職後、ほんとうにいろんな
人とかかわるようになりました。

自分のストライクゾーンを
意識して広げることで
見える世界が違ってきます。

そして、自分が進むべき目標に
向かっていけるような氣がします。

漠然とした話になってしまい
ましたが、今日この頃
感じることをお伝えしました。

残暑厳しき折、
ご自愛くださいね。

ではでは