【素敵な夫婦のあり方】No.803｜ソーシャルスタイル（前S-style）メルマガバックナンバー

【素敵な夫婦のあり方】No.803

2024年11月09日

実は私、８月に倫理法人会に

入会しました。

ご存じの方もご存じでない方も

いらっしゃると思います。

倫理を日常生活の中で実践する

活動をみんなで行う会です。

ようやく３ヶ月が経過しました。

ほんの少しずつではありますが、

身体に馴染んできたような感覚を

感じ始めています。

毎週土曜日の朝６時から１時間

経営者モーニングセミナーが開催

されます。

共に倫理を學ばれているご夫婦から

お話をお聞きし、先ほど帰宅しました。

ご主人は初婚、奥様は再婚だそうです。

常々思うことですが、

その人、その人の雰囲氣があります。

人は朝起きると、パジャマから服に

着替えますが、その際、自分自身が持つ

空氣感も一緒にまといます。

否、空氣感の上に服を着て、その空氣が

服の上からも漂っているイメージです。

今日、講話していただいたご夫婦から

醸し出される空氣感が温かく、柔らかく

会場全体が優しさに包まれるようでした。

講話が終わり、それぞれが感じたことを

講話者にフィードバックするシェア会が

あるのですが、そこで出された質問への

回答が素晴らしかったので、

お披露目したいと思います。

質問者

「ご夫婦は喧嘩をされないのですか？」

奥様

「意見が食い違うことは多々あります。

　感情が湧き起こることもあります。

　その時、こう感じている自分がいる。

　それを夫にどう伝えようか考えます。

　その後、自分の考えを伝えます。

　その時、夫は、私の目を見て、

　途中で口を挟まず、最後までただ

　私の話を聞いてくれます。

　だから、意見交換はしますが、

　喧嘩にはなりません」

こう仰ったのです。

ご夫婦そろって演題でお話をされている

ときもアイコンタクトを交わしながら、

なんともいえない雰囲気を醸し出されて

いました。

すでに１０回以上、ご夫婦でお話をされて

いらっしゃるそうです。

時が経てば、お話しされる内容も違うため、

前泊されたホテルで打ち合わせをされた

そうです。

その光景が浮かぶようでした。

私は、かつてこんな素敵なご夫婦に出会った

ことはありません。

結婚する前にどんなに好き同士であっても

いざ結婚すると、果てしなく喧嘩が続く。

そんな夫婦はいっぱいいます。

恋人から家族になり

お互いに育った環境も経済観念も違います。

行き違いがあるのは当然です。

そんなことは分かり過ぎるほど

わかっているはずなのに喧嘩になります。

自分に沸き上がる感情を相手にぶつけ、

その負の感情が返ってきます。

それが２倍に膨れ上がり

４倍に膨れ上がり、

８倍、いや１６倍と

負のループに陥ると

とめどもなく延々と続くこともあります。

罵り合いだけに留まらず、

時には手が出たり、足が出たり、

テーブルを叩いたり

テレビのリモコンが、鍋が、宙を舞い

モノを破壊したりします。

こうなると心が疲弊しきってしまいます。

社会の最小単位は言うまでもなく夫婦です。

自分が今、何を感じているか？

その氣持ちをどう相手に伝えるか？

奥様は、さらっと言われましたが、

仮面夫婦には、逆立ちしてもできない

打ちのめされるような凄いお言葉です。

誰でも理屈ではわかっています。

でもできないのは、

実践が足りないからだと思います。

さらに、実践する前に必要なのが

學びだと思うのです。

學びと実践は車の両輪のような

関係にあると思いました。

素敵な夫婦のあり方に接し、

我々もこうありたいと感じました。

ずっと暑い秋が続きましたが

急に寒くなりました。

風邪をひかれませんよう

良い週末をお過ごしください。

ではでは