【一流と三流の違い】No.807｜ソーシャルスタイル（前S-style）メルマガバックナンバー

【一流と三流の違い】No.807

2024年11月13日

あの店は一流だなぁ

それに比べここは三流だよ

と言われることがあります。

今日はこの一流と三流の違い

について考えてみたいと思います。

日常生活で感じるのは、

お店の対応ではないでしょうか？

町の洋食屋さんに妻とランチに

行ったときのことです。

こんなエピソードがありました。

民家を改装した洋食屋さん

厨房もホールも中年の女性です。

私の方が早く食べ終わりました。

そうしたら背後からするすると

ホールの女性が忍び寄り、

空になった私のお皿を引いて

行ったのです。

女性にとってみれば、

お客様が食事を食べ終わったから

食器を片づけるのは私の仕事。

当然、お皿を引き上げるでしょう。

こんな氣持ちが伝わってきます。

特にぞんざいな扱いではなかった

のですが、さみしい氣持ちになりました。

一方で、こんなエピソードがあり、

このメルマガを書くことにしました。

昨日、妻と老舗の和食店に行ったのです。

基本的に予約は受け付けないお店です。

開店４０分前に到着したのですが、

既に早くから並んでいるお客さんがおり

食べられるのは１時間３０分後の

１２時２０分とのことでした。

折角、来たのだから待つことにしました。

お店の外に立っている受付係の人に

名前（フルネーム）を伝えました。

電話番号は聞かれません。

妻

「ここでバックレてもわかんないよね」

私
「確かにそうだよね（笑）」

（ちょっとお下品な会話も楽しい）

車で行ったので、近くの喫茶店で

待つことにしました。

１２時１０分位に再びお店に行くと

駐車場係の人が近寄ってきます。

私
「予約時間１２時２０分です」と告げると

ちゃんと駐車場が確保されていました。

三角錐の交通コーンをさっと取り上げ

お店に一番近い場所に駐車できました。

すっごく氣持ちがいい～

席に案内されると

「湯呑が熱いのでお気をつけください」と

言葉がけがあります。

ペースを合わせているつもりでしたが

やはり私の方が早く食べ終わりました。

それでも係の人は、決して手をつけません。

広いお店ではありませんが、

ふたりの食事の時間と空間が大切にされ、

この空間をしっかり確保して頂いている。

見えないバリアで包まれているような

感じさえ受けました。

あまりにも氣持ちがよかったので、

私は食後に

「もう長いのですか？」と尋ねました。

すると

「アルバイトなんです。まだ１年ほどです」

と答えが返ってきました。

確かに少しお値段は張るかもしれません。

しかし、美味しくて

心も身体もすべてが気持ちいい

心の触れ合いが味わえることを考えたら

決して高くないと思います。

因みにこのお店、近くに支店があります。

支店は予約を受け付けてくれます。

対応もしっかりしていただけます。

でも時間が許せば

趣きがある本店で食べたいと

感じました。