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【日本人とマインドフルネス】No.812

2024年11月30日

古都が好きな妻。

おかげで私は
毎年妻に連れられて
京都に行っています。

今年は、お正月に
京都五社めぐりをしました。

・上賀茂神社（北の玄武）
・松尾大社　（西の白虎）
・平安神宮　（中央）
・八坂神社　（東の蒼龍）
・城南宮　　（南の朱雀）

ありがたいことに五月には
奈良に行けました。

・唐招提寺
・薬師寺
・法隆寺
・興福寺
・国立博物館「空海展」

そして今週は再び京都に
行ってきました。

・宇治平等院
・西本願寺
・風俗博物館
・比叡山延暦寺

日本人は、お正月には
神社に初詣に行き
ご先祖様に手を合わせる
ためにお寺に行きます。

春と秋のお彼岸、
お盆にもお墓に行きます。

厄年や七五三などは神社

と日常生活に神社とお寺は
密接な関係がありました。

それぞれ若干作法は
異なりますが
顔の前に両手を合わせます。

ご飯を食べる前と後にも
両手を合わせます。

あなたも神社やお寺で
両手を合わせたことが
あると思います。

両手を合わせる時
何を頭に思い浮かべますか？

・願掛けする
・感謝する
・決意表明する

神社とお寺では、
内容が違うでしょう。

ご先祖様に手を合わせるお寺と
京都や奈良の名高い寺院でも
違うでしょう。

今回、京都に行き
感じたことがあります。

それは

お寺は心を問うところ

神社は心に向き合うところ

というイメージです。

あくまで私が感じたものです。

自分自身と対話する場所。

それが寺社仏閣に対して私が

感じたイメージでした。

神社には、たいてい森があります。

お寺には庭があります。

自然や空間美の中で自己対話する。

それが神社やお寺です。

こうした場所に身を置くとき

穏やかな氣持ちになります。

心が落ち着きます。

法隆寺を建立した聖徳太子は、

十七条憲法の第一条を

「和をもって貴しとなす」と

定めました。

みんな仲良く話し合いましょうと

いうことだと思います。

以上を振り返り、
別の切り口で捉えてみると
次の３つが浮かび上がります。

・自己対話

・自然との対話

・人と人との話し合い

この３つのコミュニケーションが

穏やかに円滑にできたら

きっと心も穏やかになるでしょう。

日本人は元々マインドフルネスが

整う社会基盤を構築できていた。

今回の京都旅行で

私はそんなことを感じました。

なお、遠出をするまでもなく

お近くの氏神様にご家族で

行かれてはいかがでしょうか？