【Aiと心とシンギュラリティ】No.815｜ソーシャルスタイル（前S-style）メルマガバックナンバー

【Aiと心とシンギュラリティ】No.815

2024年12月03日

めちゃくちゃ面白い小説があります。

2013年5月に発売され、全20巻もあり

発行部数は６月時点で世界850万部

以上の大ヒットになっています。

１２月１３日から映画２作目も上映

される「ふしぎ駄菓子屋銭天堂」です。

何が面白いかというと

映像が名浮かぶような詳細な描写と

「銭天堂」で売っている魔法の

お菓子がとにかくすごいんです。

人の欲望を満たす奇想天外の機能と

絶妙なネーミングが付けられています。

ウェルビーング伝道師としては

絶対に見逃せないアイテムです。

最新の２０巻は、人工知能アプリ

「つぐみ」が心の問題で悩みます。

人工知能Aiが人間の知能を超える瞬間

のことをシンギュラリティと呼びます。

それがいつなのか？

諸説あります。

2030年から2045年とも言われています。

小説「銭天堂」が取り上げる人工知能

「つぐみ」は、シンギュラリティを

越えられませんでした。

いや、シンギュラリティを通過したかも

しれないのですが、人工知能が心の問題に

悩み自ら機能を停止させたのです。

ほっとした瞬間です。

世界同時に人間の悩みに寄り添い

どんな悩みにも寄り添い

課題を解決してくれる「つぐみ」

そんな「つぐみ」は悩みます。

課題は「心」でした。

あなたは「心」はどこにあると

思いますか？

胸のあたりでしょうか？

今では、そう考える人は

多くありません。

「心」は脳の反応だと

理解している人は多いでしょう。

人間だけが持つ「心」は

どうやって作られるのか？

今私が最も興味を持っている

テーマです。

手元にもうひとつ話題の本があります。

「心は存在しない」という本です。

不合理な「脳」の正体を科学でひもとく

という副題がついています。

著者は、お茶の水女子大学准教授

脳科学者の毛内拡さんです。

１１月に毛内先生とお話をする

機会がありました。

脳科学は現代人の必須科目だと

提唱されている毛内先生は

とても気さくな方でした。

脳科学の分野の研究は

どんどん進んでいます。

人工知能が心の問題で悩む

「銭天堂」という小説と

脳科学者毛内拡先生が

「心は存在しない」という

本が増版されたニュースが

私の中でシンクロしたのです。

不思議な感じもしますが、

当然のような氣もします。

「心」を科学の対象とする

時代が来ています。

「心」だと考えると

ふわふわしてて、

捉え処が難しく感じます。

一方、脳の反応だと捉えると

課題の解決が身近に感じます。

シンプルでスマートな方が好きです。

あなたはまだ、

ふわふわと何となく捉えどころがない

「心」という存在の方が

夢があっていいですか？

それとも

「心」を解明した方が

氣持ちがいいでしょうか？

ご意見をお聞かせ頂ければ幸いです。

ではでは