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ヴィーガンレポート　NO.985


令和5年7月21日（金）
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇

○○○○様

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ヴィーガンレポート特別篇

聖書とヴィーガン
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こんにちは！！

ソーシャルコンサルタントの
ヴェジ・ギャングプランク尾崎です。

今日の記念日は以下の通りです。

・自然公園の日
・日本三景の日
・神前結婚記念日
・破防法公布記念日・公安調査庁設置記念日
・ウェディングビデオの日
・烏骨鶏の日
・ナツイチの日
・マリルージュの日
・myDIYの日
・ゼクシオの日（XXIOの日）
・木挽BLUEの日

雑学ネタ帳ー今日の記念日
https://zatsuneta.com/category/anniversary.html

今日のテーマ
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培養肉について
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
以前の「ヴィーガンレポート」で
米国で培養肉が解禁になった話を
ご紹介しました。

ヴィーガンレポート２０２３
【培養肉】ついにアメリカで
培養肉販売が解禁！！／
ヴェジ・ギャングプランク
「ヴィーガンレポート」ＮＯ．９６２
https://mail.os7.biz/b/xpcn/1638888

今日は改めて培養肉について学んでみたいと
思います。

培養肉について知っておきたいこと、
レストランで提供開始、米国
食料に関する問題を解決すると
期待、一方でコストなどの欠点も
https://onl.la/Z2LZFFd

未来の食材と注目されている培養肉が、
この７月にも米サンフランシスコと
ワシントンD.C.のレストランで
提供される見通しだ。培養肉の提供は
世界でもまだ例が少なく、米国内では
初めてとなる。

　米農務省は２０２３年６月に、
アップサイド・フーズ社と
グッド・ミート社に「鶏肉」の生産と
販売を許可した。２社は、まずレストラン
（アップサイド社はサンフランシスコの
「バー・クレン」、
グッド・ミート社はワシントンD.C.にある
ホセ・アンドレス氏の「チャイナ・チルカーノ」）と
提携する。将来的には他の培養肉も市場に
流通させ、スーパーマーケットやレストランでの
提供を目指す。

　この農務省の決定で、米国は
シンガポールに次いで培養肉が合法的に
販売された２番目の国となった。
１０年前にはSFの世界の存在に
すぎなかった培養肉産業にとって、
この進展は重要な追い風となるだろう。
培養肉を推奨する米国の
NGO「グッドフード・インスティテュート（GFI）」に
よると、２０２２年の時点で培養肉産業には
世界で１５０社以上が参入し、
総額８億９６００万ドル（約１２００億円）が
投じられている。


　だが、そもそも培養肉とは何だろう。
なぜ、多くの人が高い関心を寄せているの
だろうか。


●培養肉はどうやって作る？

培養肉について「私たちが
食べている肉を提供してくれる
動物から細胞を取り出し、
その細胞を体外で肉を培養する
原動力として利用するのです」と、
米タフツ大学細胞農業センター長の
デビッド・カプラン氏は説明する。

「いままでの食肉と同じですが、
畜産業が抱える問題点は
回避されています」と、
GFI培養肉・海産物部門の研究責任者、
クレア・ボムカンプ氏は言う。

　培養肉の生産は、まず動物から
細胞を入手することから始まる。
通常は、生きている動物または
処理されたばかりの動物から採取するか、
受精卵から細胞を抽出する。次に、
入手した細胞を培地に浸して
増殖させる。研究者たちが前かがみに
なってシャーレと向き合う様子が
目に浮かぶかもしれないが、
実際にはもっと大がかりなプロセスだ。

「ビール醸造所のような光景を
想像してください」とカプラン氏は
言う。「非常に大規模な
生産工程なのです」

培養されるのは、動物の
ほぼすべての組織の元になる能力を
持つ幹細胞や、筋肉を修復・再生する
機能を持つ衛星細胞だ。
一部の細胞は３０～５０回しか
増殖できないので、また組織片の採取が
必要になる。カプラン氏らが
目指す最終目標は、「不死化」細胞、
つまり遺伝子操作や変異によって無限に
増殖できる細胞で、こうした細胞ならば
何度も組織片の採取を行う必要はない。
（参考記事：「人はなぜ老いるのか、
細胞は平均５０回で分裂を止めてしまう」）
https://onl.la/uGTdDEK

　そして、私たちになじみのある食肉と
変わらない外見、香り、味わい、
食感の培養肉を無限に供給できることに
なるはずだ。

　だが、研究所で生産された培養肉を
食べるなんて気味が悪い、と感じる人は
少なくない。

　ボムカンプ氏も「実は初めてこの話を
聞いた時、私もたしかに懐疑的でした」と
認めている。「当時、私は細胞培養の
研究室に所属していたのですが、
『細胞を食べる？　とんでもない』と
思いました。でも、よく考えてみると、
培養肉にはたくさんのメリットが
あることに気づいたのです」


●培養肉のメリット

世界では毎年、推定７００億頭の陸の
動物が食用として処理されており、
特にニワトリは大きな割合を
占めている（ウシは年間約３億頭）。
米国で豚肉生産用に飼育されている
ブタのメスの８０％は、
方向転換もできないほど
狭い妊娠用のクレート（檻）の中で
生涯を過ごしている。

また、こうした家畜向けの飼料が
環境に及ぼす影響は甚大だ。
米国で毎年栽培されている穀物の
６７％は、私たちの食物では
なく家畜の飼料になっている。
広大な面積の耕地が、食肉動物の
飼料栽培に使用されているのだ。
さらに、農業汚染は地表水にも
地下水にも影響をもたらしかねない。
また、世界の温室効果ガス排出量の
１５％は、畜産業が排出している。

　培養肉はうまくいけば、
こうした問題の多くまたはすべて
を解決してくれる可能性があり、
培養肉支持派は、そのほかにも
潜在的なメリットがあると
主張している。

　たとえば、培養肉ならどこでも
生産できるはずなので、各国は
食料輸入を削減することができると、
カプラン氏は指摘する。

　さらに「培養技術の発展に
よりインプットとアウトプットの
管理を向上させ、健康的な
脂肪酸組成の脂肪細胞を
組みこんだり、食肉中の
抗生物質その他の化学物質の
使用を削減できます」と
カプラン氏は話している。

　食肉の消費は現在よりも
かなり多様化する可能性があると、
ボムカンプ氏は考えている。
「飼育や養殖が難しく、現在は
入手しにくい食材でも、
今後は一般的になる可能性が
あります」。また、培養肉が
普及すれば、乱獲による個体数激減の
懸念なしにクロマグロなどを
食べられるようになるかもしれない。


●培養肉の欠点は？

培養肉にはメリットばかりの
ようだが、実は欠点も
指摘されている。

　たとえば、培養肉の生産プロセスに
必要なエネルギーは莫大であり、
培養肉はニワトリの５倍の二酸化炭素を
排出すると、英オックスフォード大学の
環境科学者、マルコ・スプリングマン氏は
米ニュース専門放送局CNBCに語っている。
宗教学者たちは、培養肉が本当に
イスラム教のハラルやユダヤ教のコーシャに
該当するのかどうかという問題に頭を
悩ませている。培養肉の主要な支持者に
なりそうなビーガンでも、倫理的観点から
異議を唱える人は多い。

　また、実用化の観点からいえば、
培養肉の味と香りは本物とほぼ区別が
つかないようだが、食感にはまだ改善が
必要とされている。

さらに、培養肉の生産には高いコストが
発生する。今のところ、その単価は
従来の食肉を大幅に上回る。
１０年前に培養肉のハンバーグ
（ハンバーガー用のミートパティ）が
誕生して以来、コストは急速に
低減しているが、ある調査によると
培養肉は生産に８倍のコストが
かかるとされている。
（参考記事：「ついに完成した世界初の
培養肉ハンバーグ」）
https://onl.la/3cNkX2T

　しかしながら、カプラン氏は
この業界が発展すればコストは
下がると確信しており、コストに
関してはあまり懸念していない。
目下の最重要課題は、レストランや
スーパーマーケットが確保できる量の
培養肉を生産する方法だという。

「このようなバイオテクノロジーの
拡大に取り組んだ人は、どこにも
いないでしょう」とカプラン氏は話す。
「求められる規模に到達するには、
これまでにない斬新な対応策を
見いださなければなりません」

　一方、ボムカンプ氏は成長を
続ける培養肉産業の将来性を
確信しており、培養肉を試す人が
増えれば、培養肉は普通の食肉と
して受け入れられるだろうと
考えている。

「だれでも最初は、培養鶏肉を
食べるなんてとんでもないと
思うでしょうし、マスコミも
新しく奇妙で科学的な食材と
して報道するでしょう」と
ボムカンプ氏は言う。
「でも、結局は普通の鶏肉なのです」

文＝KIERAN MULVANEY／
訳＝稲永浩子

記事の内容は以上です。

培養肉としての知識は得られる記事ですが
ヴィーガンとしては理解しづらい内容です。

＞培養肉の主要な支持者になりそうな
ビーガンでも、倫理的観点から異議を
唱える人は多い。

ヴィーガンは、支持者になりそう？

と言いながら、

＞「でも、結局は普通の鶏肉なのです」

ヴィーガンとしてはあり得ない話です。

最後の一言で支持できませんね。

実際は

＞培養肉の生産は、まず動物から
細胞を入手することから始まる。
通常は、生きている動物または
処理されたばかりの動物から採取するか、
受精卵から細胞を抽出する。

この最初の細胞の取得でヴィーガンは
反対せざるを得ません。

今日は以上です。

あとがき
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
培養肉について、最初の細胞の取得で
ハッキリ、ヴィーガンは反対する立場に
立つでしょう！

動物が１体犠牲になれば、後は良い？？？

ということを受け入れるわけにはいきません。

現在の開発途上でどれだけの犠牲が
あるのでしょうか！！

＞培養肉の主要な支持者になりそうな
ビーガンでも、

なんて言って欲しくないですね。

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ヴェジ・ギャングプランク

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表記を尾崎時雄としています。
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