相続・離婚・ローンなど「家を売る!」を考えたら読むメルマガ(No7・2023年11月28日号)
◎「空き家」の選択肢(下) / 綿密な「賃貸収支計画」の企画を / 家賃相場や需要を地場不動産に相談を | 都市開発推進協会
相続した住宅を空き家のままにするのであれば、賃貸住宅として貸し出し、収入を得る方法を紹介した。同住宅として貸し出すうえで、家賃相場や賃貸としての需要があるのかどうかなどの情報を事前に収集しておく必要がある。家賃相場や需要は不動産情報サイトを見れば、ある程度は自分で調査できるものの、具体的に検討するとなると、地域の不動産業者に相談するのが手っ取り早く、的確なアドバイスを得られる。借り手の募集を含め、スムーズに運びやすい。不動産業者に家をみてもらい、家賃の設定や必要となるリフォームの内容などを確認したい。
賃貸事業の注意点を知りたい
https://form.os7.biz/f/7fd4cf65/
◆円安や労務単価の上昇でリフォーム費用も高騰◆
賃貸募集を開始する前段階で、慎重に考えたいのが「収支計画」。主な収入が年金の世帯では大幅な「赤字」になると、生活費に影響するのは必至だ。リフォームや使っていた家具の処分などの費用と、不動産業者に支払う手数料や税、期待できる家賃、貸す期間などの条件を設定したうえで、何年で費用を回収できるのかを明確にしておく必要がある。
特に、リフォームは金額が大きいので、一般に戸建住宅の場合は、壁紙の張り替えなどの内装や外壁塗装、洗面台やトイレの修繕は欠かせない。少なくとも200万円を負担すると考えておいた方がいいようだ。キッチンやバスルームなどの水回りもリフォームの対象に含めると、400万円といった金額になる。円安や職人の労務単価の上昇などで、費用的に増加するとの見方が大勢を占めている。
◆リフォーム費用を回収できる年数を調べよ◆
たとえば、水回りも含めたリフォームに400万円かかる場合、家賃が東京近郊で多い月額約10万円に設定すると、家賃だけで回収するには単純計算で3年かかる。地方都市部に多い約5万円に設定すると、回収までの期間は6年と長期にわたる。その意味で、立地により回収期間が大きく変わる。
また、リフォームを重視して費用をかければ、家賃水準を引き上げ、借り手も見つけやすくなるものの、長期間の貸し出しを前提としていない場合は、リフォームの内容を慎重に考えたい。家が傷むのを避ける目的であるなら、リフォームによる投資を回収するよりも、大きな赤字を避ける方を優先する必要がある。
◆地域の戻るのであれば戸建「定期借家契約」に◆
将来的に相続した実家に戻ったり、子どもが住んだりすることを視野に入れ、賃貸契約は「定期借家」にするのが基本だ。通常の普通借家契約では、借り手の退居時期を決められない状態となる。
一方、定期借家であれば2~3年といった期限の到来で、借り手は必ず退居することになる。通常の普通借家契約に比べ、家賃は引下げ気配となるものの、将来の計画は立てやすくなる。相続が突然発生した場合でも、家の扱いについて選択肢を広げて検討できるメリットは大切にしたい。
家賃の設定手法を知りたい…
https://www.retpc-consul.jp/sch/SearchDetailAction.do?torokuNo=035797
現在の読者のポイント
バックナンバーはこちら
バックナンバーページのURL
配信停止はこちら
解除専用ページURL
メールアドレスの変更はこちら
変更専用ページURL
記事一覧
相続・住替えなど「不動産を売る!」を考えたら読むメルマガ(No.153、2026年10月6日号)
◎実家の相続名義人(上) / 登記の義務化で不可欠に / 残った親が相続「配偶者居住権や子ども間の紛争回避」で 相続の相談の中で一般的な家族構成--両親と子ども2人で、父親が
2026年10月06日
相続・住替えなど「不動産を売る!」を考えたら読むメルマガ(No.152、2026年9月29日号)
◎自宅処分(下) / 早めに終えたい遺産調査 / 相続放棄、家裁手続き3か月以内、相続税で特例措置活用を 財産調査にあたっては、照会制度の利用が有効だ。預貯金や不動産と同様に
2026年09月29日
相続・住替えなど「不動産を売る!」を考えたら読むメルマガ(No.151、2026年9月22日号)
◎自宅処分(中) / 「不動産記録証明制度」に期待感 / 所有不動産の名寄せ容易に / マイナンバーで金融口座紐づけ、慎重な対応も 遺産相続の手続きに着手する前に、まず確認、
2026年09月22日
相続・住替えなど「不動産を売る!」を考えたら読むメルマガ(No.150、2026年9月15日号)
◎自宅処分(上) / 相続手続き時、照会制度を活用せよ / 数が少なければ「当日交付」も 相続で遺族が真っ先に直面する課題は、「煩雑な手続き」だ。政府は手続きの効率化を進めよ
2026年09月15日
相続・住替えなど「不動産を売る!」を考えたら読むメルマガ(No.149、2026年9月8日号)
◎不動産登記 / 「住所変更」義務化に / 未変更、住宅ローン審査の遅れも | 都市開発推進協会 購入した不動産や相続した実家の登記を実態に合わせて変更しているのか――令和8
2026年09月08日
相続・住替えなど「不動産を売る!」を考えたら読むメルマガ(No.148、2026年9月1日号)
◎空き家(下) / 「放置」各方面のリスク高まる / 金銭的負担増え、資産性や安全性は低下 空き家を放置すると、さまざまな不利益な状況となる。具体的には、土地の固定資産税が上
2026年09月01日
相続・住替えなど「不動産を売る!」を考えたら読むメルマガ(No.147、2026年8月25日号)
◎空き家(中) / 揉める相続、そのまま放置に / 実家が遠方で足遠のく 「空き家を売らない」――を選択するケースは意外に多い。総務省が実施した19年度調査では、「物置として
2026年08月25日
相続・住替えなど「不動産を売る!」を考えたら読むメルマガ(No.146、2026年8月18日号)
◎空き家(上) / 高齢者住宅や人口減で家余り / 高齢化進むエリア「売れない」 日本での「空き家問題」は深刻化している。空き家が増え続ける一方、多くの所有者が売却を選択しな
2026年08月18日
相続・住替えなど「不動産を売る!」を考えたら読むメルマガ(No.145、2026年8月11日号)
◎不動産の共有(下) / 「話合いと合意形成」大事に / リスク回避で専門家相談窓口を持て 課題が多い不動産の共有を避ける最大のポイントは、「事前の話し合いと合意形成」にある
2026年08月11日
相続・住替えなど「不動産を売る!」を考えたら読むメルマガ(No.144、2026年8月4日号)
◎不動産の共有(中) / 解消に5方策 / 売却して現金で分配も 共有を解消する方策はなにか――主に5点ある。具体的には、①持分の売買、②贈与・持分放棄、③遺産分割、④不動産
2026年08月04日
相続・住替えなど「不動産を売る!」を考えたら読むメルマガ(No.143、2026年7月28日号)
◎不動産の共有(上) / 処分に全員の同意が必要 / 現実は意見一致せず争いに 土地や建物を複数人で所有する不動産の「共有」――物理的に土地や建物を分割し、所有するのではなく
2026年07月28日
相続・住替えなど「不動産を売る!」を考えたら読むメルマガ(No.142、2026年7月21日号)
◎2LDKマンションが売れないワケ(4・終) / 高い付加価値、高めに売れる要素 /設備や管理サービスで格差 3LDKや4LDKに比べ人気のない2LDKのマンションでも、付加
2026年07月21日
相続・住替えなど「不動産を売る!」を考えたら読むメルマガ(No.141、2026年7月14日号)
◎2LDKマンションが売れないワケ(3) / 売れやすい条件「駅近・十分な広さ」など / 学校やスーパーなど生活利便性も有利 2LDKのマンションが市場で売れ残りやすいのでは
2026年07月14日
相続・住替えなど「不動産を売る!」を考えたら読むメルマガ(No.140、2026年7月7日号)
◎2LDKマンションが売れないワケ(2) / 主な購買層は30代前半 / 結婚や出産で広めの3~4LDKを選択 マンションの主な購買層は30代前半だ。結婚を機にとか、子育てが
2026年07月07日
相続・住替えなど「不動産を売る!」を考えたら読むメルマガ(No.139、2026年6月30日号)
◎2LDKマンションが売れないワケ(1) / 購買層の主流は3LDK / 高齢世帯など需要は限定的 2LDKのマンションが思うように売れないケースは多い。理由は、家族構成の変
2026年06月30日