相続・離婚・ローンなど「家を売る!」を考えたら読むメルマガ(No.100、2025年10月7日号)
◎エンディングノート(下) / 空き家で近隣トラブルに発展 / 組織犯罪のアジトなど危険も
自分が亡くなった後の最大の願いは、残された家族が仲よく円満に暮らすことにある。そのためには「生前のメッセージ」は非常に重要だ。エンディングノートには法的な効力はないものの、本人の気持ちは家族に伝わりやすいので、家族への想いを残しておくといいだろう。法的手段として財産分与を記す遺言の作成資料としても活用できるので便利だ。
そのなかで、交友関係の整理やリスト作成、家族へのメッセージは、考えれば考えるほど書けないのが現実。その部分は残してエンディングノートを書きながら終活を進めるといいのだ。終活の中で、最も難易度が高いのが「不動産」である。最終回は、不動産の終活方法を解説する。
》》》》》「不動産の終活」できちんと相談したい場合には?
https://www.retpc-consul.jp/sch/SearchDetailAction.do?torokuNo=035797
◆空き家放置で資産価値は大幅に減少◆
不動産が終活の難易度を一気に引き上げているのは、不動産の価格が変動するため。また単純に分けるの困難な部分だ。終活の際に、被相続人が生活していた自宅の整理方法を決めないまま亡くなると、相続人同士で揉める可能性が高い。特に、空き家となった場合は、建物が劣化し、資産価値が下がるとともに、不法投棄や不法侵入、手入れを怠ることにより近隣との揉め事が多発する可能性も高くなる。
なかには、空き家になった実家が組織犯罪のアジトに利用される場合もあり、犯罪に巻き込まれる危険性もないとは言い切れないのだ。その意味で、生前の「終活」として、「自宅」をどうするのか、家族と話し合っておく必要があるのだ。さらに、話し合いの時間を確保できない場合は、エンディングノートに記載しておかなければならない。それほど重要な事項と認識したい。
◆余生を楽しむためのツールに「ノート」活用◆
不動産の終活は、相続人間で揉めたり、空き家となり不動産の扱いに困ったりしないためだけに行うわけではない。もちろん、これらも重要なのだが、家族のためだけではなく、自分の残りの人生を一層豊かに過ごす方策の一環として、「不動産の終活」を行うのだ。自分が住んでいた家は死後に遺族が整理するのが一般的。そのなかで、一歩進めて「老後をいかに健やかに暮らすかという人生設計のために整理しておく」のがスタンダードになりつつある。
エンディングノートを活用し、自分の気持ちを整理すれば、人生にメリハリを持った生活を送ることができるようになる。新たな人生のスタートを切る――新春の気分も過ぎ、陽射しが暖かくなる時期に、自分だけのエンディングノートを作成するのをおすすめしたい。(おわり)
》》》》》自宅・自宅マンションを処分したらいくらになる?
https://form.os7.biz/f/bbf563b9/
バックナンバーはこちら
バックナンバーページのURL
配信停止はこちら
解除専用ページURL
メールアドレスの変更はこちら
変更専用ページURL
記事一覧
相続・住替えなど「不動産を売る!」を考えたら読むメルマガ(No.153、2026年10月6日号)
◎実家の相続名義人(上) / 登記の義務化で不可欠に / 残った親が相続「配偶者居住権や子ども間の紛争回避」で 相続の相談の中で一般的な家族構成--両親と子ども2人で、父親が
2026年10月06日
相続・住替えなど「不動産を売る!」を考えたら読むメルマガ(No.152、2026年9月29日号)
◎自宅処分(下) / 早めに終えたい遺産調査 / 相続放棄、家裁手続き3か月以内、相続税で特例措置活用を 財産調査にあたっては、照会制度の利用が有効だ。預貯金や不動産と同様に
2026年09月29日
相続・住替えなど「不動産を売る!」を考えたら読むメルマガ(No.151、2026年9月22日号)
◎自宅処分(中) / 「不動産記録証明制度」に期待感 / 所有不動産の名寄せ容易に / マイナンバーで金融口座紐づけ、慎重な対応も 遺産相続の手続きに着手する前に、まず確認、
2026年09月22日
相続・住替えなど「不動産を売る!」を考えたら読むメルマガ(No.150、2026年9月15日号)
◎自宅処分(上) / 相続手続き時、照会制度を活用せよ / 数が少なければ「当日交付」も 相続で遺族が真っ先に直面する課題は、「煩雑な手続き」だ。政府は手続きの効率化を進めよ
2026年09月15日
相続・住替えなど「不動産を売る!」を考えたら読むメルマガ(No.149、2026年9月8日号)
◎不動産登記 / 「住所変更」義務化に / 未変更、住宅ローン審査の遅れも | 都市開発推進協会 購入した不動産や相続した実家の登記を実態に合わせて変更しているのか――令和8
2026年09月08日
相続・住替えなど「不動産を売る!」を考えたら読むメルマガ(No.148、2026年9月1日号)
◎空き家(下) / 「放置」各方面のリスク高まる / 金銭的負担増え、資産性や安全性は低下 空き家を放置すると、さまざまな不利益な状況となる。具体的には、土地の固定資産税が上
2026年09月01日
相続・住替えなど「不動産を売る!」を考えたら読むメルマガ(No.147、2026年8月25日号)
◎空き家(中) / 揉める相続、そのまま放置に / 実家が遠方で足遠のく 「空き家を売らない」――を選択するケースは意外に多い。総務省が実施した19年度調査では、「物置として
2026年08月25日
相続・住替えなど「不動産を売る!」を考えたら読むメルマガ(No.146、2026年8月18日号)
◎空き家(上) / 高齢者住宅や人口減で家余り / 高齢化進むエリア「売れない」 日本での「空き家問題」は深刻化している。空き家が増え続ける一方、多くの所有者が売却を選択しな
2026年08月18日
相続・住替えなど「不動産を売る!」を考えたら読むメルマガ(No.145、2026年8月11日号)
◎不動産の共有(下) / 「話合いと合意形成」大事に / リスク回避で専門家相談窓口を持て 課題が多い不動産の共有を避ける最大のポイントは、「事前の話し合いと合意形成」にある
2026年08月11日
相続・住替えなど「不動産を売る!」を考えたら読むメルマガ(No.144、2026年8月4日号)
◎不動産の共有(中) / 解消に5方策 / 売却して現金で分配も 共有を解消する方策はなにか――主に5点ある。具体的には、①持分の売買、②贈与・持分放棄、③遺産分割、④不動産
2026年08月04日
相続・住替えなど「不動産を売る!」を考えたら読むメルマガ(No.143、2026年7月28日号)
◎不動産の共有(上) / 処分に全員の同意が必要 / 現実は意見一致せず争いに 土地や建物を複数人で所有する不動産の「共有」――物理的に土地や建物を分割し、所有するのではなく
2026年07月28日
相続・住替えなど「不動産を売る!」を考えたら読むメルマガ(No.142、2026年7月21日号)
◎2LDKマンションが売れないワケ(4・終) / 高い付加価値、高めに売れる要素 /設備や管理サービスで格差 3LDKや4LDKに比べ人気のない2LDKのマンションでも、付加
2026年07月21日
相続・住替えなど「不動産を売る!」を考えたら読むメルマガ(No.141、2026年7月14日号)
◎2LDKマンションが売れないワケ(3) / 売れやすい条件「駅近・十分な広さ」など / 学校やスーパーなど生活利便性も有利 2LDKのマンションが市場で売れ残りやすいのでは
2026年07月14日
相続・住替えなど「不動産を売る!」を考えたら読むメルマガ(No.140、2026年7月7日号)
◎2LDKマンションが売れないワケ(2) / 主な購買層は30代前半 / 結婚や出産で広めの3~4LDKを選択 マンションの主な購買層は30代前半だ。結婚を機にとか、子育てが
2026年07月07日
相続・住替えなど「不動産を売る!」を考えたら読むメルマガ(No.139、2026年6月30日号)
◎2LDKマンションが売れないワケ(1) / 購買層の主流は3LDK / 高齢世帯など需要は限定的 2LDKのマンションが思うように売れないケースは多い。理由は、家族構成の変
2026年06月30日