発信元 有限会社都市開発推進協会         宅建業免許/神奈川県知事(4)第26166号                                                                〒251-0052 神奈川県藤沢市藤沢2丁目1-3                          電話0466-61-1346 FAX0466-77-4438                        代表取締役 鳥海 光夫                                            (公認不動産コンサルティングマスター相続対策専門士、1級FP技能士・マンション管理士)                                            毎日ブログを更新中:https://cdej.jugem.jp/

相続・住替えなど「不動産を売る!」を考えたら読むメルマガ

相続・離婚・ローンなど「家を売る!」を考えたら読むメルマガ(No.105、2025年11月11日号)

2025年11月11日



◎カネがかかる「実家」(上) / 老後過ごすのにムダ多い空間 / 親世代の考え方、家の活用を阻害

「実家」に対するイメージはさまざまだ。広辞苑(第4版)では、「自分の生まれた家。父母の家」と記している。親が持ち家ではなく、賃貸の場合は「親が住んでいる家」という場合もあるだろう。「実家」の概念は、老後の選択肢を狭めかねない危険性をはらんでいる。子世代が帰省した際に、家にスペースがなければ戻ってこないと考えがちな親世代。

しかし、子世代にとっては、親世代の希望が重荷となっている現実がある。親世代が年齢を重ねるのと同じように、実家も年齢を重ねている。子育て期に合わせて建てた実家は、子世代が独立後は「部屋余り」で上手く活用できていないのが現実なのだ。「子世代がいなくなった実家」をどのようにしたらいいのかーー。


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◆かつての子世代の部屋「利用目的がない空間」に◆
子育て期に購入した家は、「老後を過ごす家」としては最適解ではない。「自分が生まれ育った家」、いわゆる「実家」は、親世代が老後を過ごす住空間としては、決して快適ではないのだ。実家を思い浮かべると――子供時代に与えられていた子供部屋は、今はどのように利用されているのかを考えるといいだろう。

かつての子供部屋は、物置部屋になっているケースが多い。ゴールデンウイークや年末年始など長期休暇の際に帰省すると、子世代の「寝室」に早変わりする。子世代が過ごしていたそのままの状態で、机や本棚など残している家もあるのだ。子供部屋を目的に小分けした空間は、子供が独立すると利用目的を失ってしまうのが実態だ。

なかには、老後の趣味を楽しむスペースとして活用する事例もある。しかし、子世代が使っていた空間はなくても、生活に支障がなく、子供部屋を放置してしまうという事例が多い。空間として贅沢(ムダ)であることは分かっていても、「仕方がない」と諦めてしまっているのが現実のようだ。


◆独立した子ども部屋「ムダな空間」に◆
親世代の立場で考えると、子供部屋として利用していた空間が空いたとしても、これまで特に困った事態になっていない。むしろ、無理やり理由付けでもしなければ、子供部屋のスペースを活用するところまで行きつかない。

つまり、空間のムダととらえるのではなく、子世代が帰省する際のスペースを確保していると考えている節がある。むしろ、金銭的なカネの面(不動産の利用価値)で考えると、年に数回しか帰ってこない子世代のために場所を確保しなければならないというのは、「ムダ」の一言に尽きる。


◆「親が年を重ねる=実家も同じように年を重ねる」◆
親世代の心情としては、子世代と一緒に過ごした想い出が家にはある。子世代が帰ってくる場所(実家)を残しておきたいという気持ちも、心情的に理解もできる。しかし、現実にはあいまいな気持ちだけが取り残され、「子育てが終わった家を資産として活用する選択肢をあえて潰している」というのが現実だ。

子世代からすると、実家の存在は当初は楽なものの、いずれ重荷に変わる。帰省の際にホテルなど宿を手配せずに済むので好都合だ。一方、親世代にとって家がなくなると、子世代が帰省しなくなるのではないかと神経をすり減らす。「親が歳を重ねる=実家も歳を重ねる」--親と実家の加齢が後にさまざまな問題を発生させることになる。(つづく)


》》》》》実家を相続することに…売るのか、有効活用なのか決めたい
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