相続・離婚・ローンなど「家を売る!」を考えたら読むメルマガ(No.106、2025年11月18日号)
◎カネがかかる「実家」(中) / 年齢重ねると狭まる選択肢 / 60歳、築25年を機に住み続けるのか決めよ
子供が独立したタイミングで、実家の今後を検討する場合、①住み続ける、②売る、③貸す――の選択肢が三つある。子供が独立した年齢だと、ほとんどの場合がまだ住宅ローンが未完済の状況で、すぐの処分は考えられないのが現実。つまり、選択は「住み続ける」ケースがほとんどとなる。ただ、この時期に手を付けておかなければならないことがある。今後、住み続ける際に必要となる「メンテナンス費用」だ。
》》》》》今後20年間のリフォーム費用は?
https://www.retpc-consul.jp/sch/SearchDetailAction.do?torokuNo=035797
◆80歳まで住み続けるのか検討せよ◆
たとえば、35歳で新築戸建住宅を購入し、60歳の時に子供が独立したケース。家は築25年となる。多少の不具合はあるかもしれないが、まだまだ生活に不都合なく利用できている時期でもある。日本人の平均寿命は80歳を超えている。仮に80歳まで生きるとした場合、住み続けるのであれば、あと20年過ごす必要がある。築年数に換算すると45年となる。
築25年であれば問題は少ないのが一般的。しかし、築45年になると、さまざまな不具合が生じてくる。特に戸建住宅の場合は顕著。これまでは具合が悪くなってから取り替えたり、塗り直したりするケースが多かったものの、年齢を重ねると家の不具合への対処が困難になってくる。後期高齢期に差し掛かれば、身体的な問題で気軽にリフォームを実施できなくなる。
◆「住み替える」選択肢もあり得る◆
住み続けるのであれば、身体が元気で資力もある時期に、今後を見据えてメンテナンスの計画を立てる必要がある。「住み続ける」選択肢は、カネがかかる選択になる。そこで、次に検討するのが「住み替える」という選択肢だ。
20年間のメンテナンス費用を考えた場合、無理して住み続けるには、自分たちが快適に過ごせる住空間へのダウンサイズが不可欠になる。「売る」にしても「貸す」にしても、年齢を重ねれば重ねるほど困難になる。その意味で、子供が独立したタイミングで検討に着手するのも一方策となる。
◆さみだれ式のリフォーム「費用掛かる」◆
戸建住宅はマンションと異なり、築年数が重なっていくと、雨漏りなどの劣化が顕在化しやすい。具合が悪くなった部分から順番にリフォームを実施するのは、家のメンテナンス方法としては失策に尽きる。リフォームは、まとめて行う方が合理的だし、費用も掛からない。
最低限のメンテナンスを行っていたとしても、2階建て・3階建ての戸建ての場合、歳を重ねると次第に階段を上り下りすることが困難になる。予算があればバリアフリー・リフォームで緩和することも可能だが、限界がある。親と離れて暮らす子世代にとって、実家が重荷になるのは、まさにこのことなのだ。
実家での生活に支障をきたす段階まで無計画でやり過ごしてしまうと、その頃には選択肢がほとんど残されていない状況に陥る。歳を重ねるにつれ、親の判断能力も低下する。資産としての活用を理詰めで考えるのではなく、感情優先になりやすい。そうならないための方策が不可欠になる。(つづく)
》》》》》実家、いくらで売れそうなのか
https://form.os7.biz/f/bbf563b9/
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