相続・住替えなど「不動産を売る!」を考えたら読むメルマガ(No.136、2026年6月9日号)
◎不動産の買い取り(下) / 市況情報を重視する業者選びを / 市況情報をの7割水準
集める必要な書類は、買い取りを希望するケースだけではない。どのような方法であれ、売却する際には集める必要があるので、売却を決めたら前もって用意しておくのが得策だ。書類を集めた後は、買い取りを行う不動産業者を選んで、買い取り価格の査定を依頼する段取りになる。査定には①机上査定、②訪問査定――の2種類がある。
机上査定は、実際の不動産を見ずに住所や面積、築年数などの情報だけで価格を算出する簡易な査定となる。一方、訪問査定は実際に依頼を行う不動産業者に不動産を見てもらい、価格を試算する査定となる。また、実際の買い取り価格は訪問査定で算出した額になる。急いでいる場合は、初めから訪問査定を依頼すると効率的だ。担当者の対応をみてから、訪問査定を依頼する不動産業者を選ぶなら、机上査定から入るのがいい。
》》》》》自分の不動産、市況価額を知りたい
https://form.os7.biz/f/7fd4cf65/
◆「買い取り査定」の結果、条件を整理せよ◆
査定に際しては、各不動産業者で得意分野がまちまち。土地や戸建住宅の査定が得意な不動産業者なら、マンションの査定も難なくこなす。一方、マンションの査定ばかり行っている不動産業者は、土地や戸建住宅の査定をやや不得手に感じているケースが多いようだ。不動産業者それぞれで得意な分野が異なり、査定額が大きく変わる。買い取りの査定を依頼する際には、複数の不動産業者を選ぶのがコツだ。
買い取りの不動産業者を1者に絞ったら、売買契約を締結する。そのプロセスでは、各不動産業者から提示を受けた買い取り価格や条件を比べ、買い取り業者を決定することになる。自分が想定している期限と比べ売却が遅くなったり、早くなったりすることがないよう、決済・引き渡しのタイミングを必ず確認する必要がある。その際には売る側は、的確な市況を理解した「自分の指標」を持ち合わせていることが重要となる。
◆売却した翌年の確定申告に注意せよ◆
最終段階は、決済と引渡し。同日に行うケースがほとんどで、具体的には「買い取り価格の受け取り」「所有権移転」「鍵・不動産の引渡し」を同じ日に行う。ローンが残っている場合は売買代金を受け取った後に、引渡し前にローンを完済する必要があるので、ローンの金融機関担当者に立ち会うかどうか確認する必要がある。
売買代金の受け渡しは、現金決済か銀行振込かのどちらかが基本。銀行振り込みを金融機関で行う場合は、決済・引渡し日が金融機関営業日の平日であることが必須条件となる。不動産の引き渡しが完了し、売却益が出た場合は翌年2~3月に確定申告を行うのが鉄則だ。うっかり忘れとなることがあるので、売却翌年になったら注意しなければならない。(おわり)
》》》》》自宅マンションの売却推定価額を知りたい
https://self-in.com/cdej/ai
バックナンバーはこちら
バックナンバーページのURL
配信停止はこちら
解除専用ページURL
メールアドレスの変更はこちら
変更専用ページURL
記事一覧
相続・住替えなど「不動産を売る!」を考えたら読むメルマガ(No.153、2026年10月6日号)
◎実家の相続名義人(上) / 登記の義務化で不可欠に / 残った親が相続「配偶者居住権や子ども間の紛争回避」で 相続の相談の中で一般的な家族構成--両親と子ども2人で、父親が
2026年10月06日
相続・住替えなど「不動産を売る!」を考えたら読むメルマガ(No.152、2026年9月29日号)
◎自宅処分(下) / 早めに終えたい遺産調査 / 相続放棄、家裁手続き3か月以内、相続税で特例措置活用を 財産調査にあたっては、照会制度の利用が有効だ。預貯金や不動産と同様に
2026年09月29日
相続・住替えなど「不動産を売る!」を考えたら読むメルマガ(No.151、2026年9月22日号)
◎自宅処分(中) / 「不動産記録証明制度」に期待感 / 所有不動産の名寄せ容易に / マイナンバーで金融口座紐づけ、慎重な対応も 遺産相続の手続きに着手する前に、まず確認、
2026年09月22日
相続・住替えなど「不動産を売る!」を考えたら読むメルマガ(No.150、2026年9月15日号)
◎自宅処分(上) / 相続手続き時、照会制度を活用せよ / 数が少なければ「当日交付」も 相続で遺族が真っ先に直面する課題は、「煩雑な手続き」だ。政府は手続きの効率化を進めよ
2026年09月15日
相続・住替えなど「不動産を売る!」を考えたら読むメルマガ(No.149、2026年9月8日号)
◎不動産登記 / 「住所変更」義務化に / 未変更、住宅ローン審査の遅れも | 都市開発推進協会 購入した不動産や相続した実家の登記を実態に合わせて変更しているのか――令和8
2026年09月08日
相続・住替えなど「不動産を売る!」を考えたら読むメルマガ(No.148、2026年9月1日号)
◎空き家(下) / 「放置」各方面のリスク高まる / 金銭的負担増え、資産性や安全性は低下 空き家を放置すると、さまざまな不利益な状況となる。具体的には、土地の固定資産税が上
2026年09月01日
相続・住替えなど「不動産を売る!」を考えたら読むメルマガ(No.147、2026年8月25日号)
◎空き家(中) / 揉める相続、そのまま放置に / 実家が遠方で足遠のく 「空き家を売らない」――を選択するケースは意外に多い。総務省が実施した19年度調査では、「物置として
2026年08月25日
相続・住替えなど「不動産を売る!」を考えたら読むメルマガ(No.146、2026年8月18日号)
◎空き家(上) / 高齢者住宅や人口減で家余り / 高齢化進むエリア「売れない」 日本での「空き家問題」は深刻化している。空き家が増え続ける一方、多くの所有者が売却を選択しな
2026年08月18日
相続・住替えなど「不動産を売る!」を考えたら読むメルマガ(No.145、2026年8月11日号)
◎不動産の共有(下) / 「話合いと合意形成」大事に / リスク回避で専門家相談窓口を持て 課題が多い不動産の共有を避ける最大のポイントは、「事前の話し合いと合意形成」にある
2026年08月11日
相続・住替えなど「不動産を売る!」を考えたら読むメルマガ(No.144、2026年8月4日号)
◎不動産の共有(中) / 解消に5方策 / 売却して現金で分配も 共有を解消する方策はなにか――主に5点ある。具体的には、①持分の売買、②贈与・持分放棄、③遺産分割、④不動産
2026年08月04日
相続・住替えなど「不動産を売る!」を考えたら読むメルマガ(No.143、2026年7月28日号)
◎不動産の共有(上) / 処分に全員の同意が必要 / 現実は意見一致せず争いに 土地や建物を複数人で所有する不動産の「共有」――物理的に土地や建物を分割し、所有するのではなく
2026年07月28日
相続・住替えなど「不動産を売る!」を考えたら読むメルマガ(No.142、2026年7月21日号)
◎2LDKマンションが売れないワケ(4・終) / 高い付加価値、高めに売れる要素 /設備や管理サービスで格差 3LDKや4LDKに比べ人気のない2LDKのマンションでも、付加
2026年07月21日
相続・住替えなど「不動産を売る!」を考えたら読むメルマガ(No.141、2026年7月14日号)
◎2LDKマンションが売れないワケ(3) / 売れやすい条件「駅近・十分な広さ」など / 学校やスーパーなど生活利便性も有利 2LDKのマンションが市場で売れ残りやすいのでは
2026年07月14日
相続・住替えなど「不動産を売る!」を考えたら読むメルマガ(No.140、2026年7月7日号)
◎2LDKマンションが売れないワケ(2) / 主な購買層は30代前半 / 結婚や出産で広めの3~4LDKを選択 マンションの主な購買層は30代前半だ。結婚を機にとか、子育てが
2026年07月07日
相続・住替えなど「不動産を売る!」を考えたら読むメルマガ(No.139、2026年6月30日号)
◎2LDKマンションが売れないワケ(1) / 購買層の主流は3LDK / 高齢世帯など需要は限定的 2LDKのマンションが思うように売れないケースは多い。理由は、家族構成の変
2026年06月30日