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Vol.837

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○○さん


ツーリングライダーズです。

バイクライフを楽しんでいますか？


９月も中旬を過ぎようとしていますが
今年は全国的に猛暑と言いますか、
酷暑の日々が続きました。

連日３５度越えは当たり前、
場所によっては４０度に迫る猛暑が続き、
ツーリングにも厳しい気温、湿度でした。

そして迷走台風１０号はじめ
台風の接近も例年に比べ多いようです。


少し残暑も和らいできたこの頃・・
現在ＴＲではまさに、東北北部を周遊する
東北方面ツーリング“ＴＲＴＴ２０２４"の真っ最中、
東北岩手の温泉宿で疲れを癒しています。

メンバー各位におかれましても、
この夏の疲れと気温の変化による、
体調変化に十分に気を付けて
これからの秋お過ごしください。、



■“半クラッチ"とは駆動力が何％後輪に伝わった状態？


大部分のライダーは、
公道ライディングで多く出くわす、
低速走行・小旋回での速度調整が苦手だということ。

低速走行・小旋回でまず必要なのは
安定して低い速度を維持できる
速度コントロール技術です。

ある程度の速度が出ていれば、
慣性力や遠心力が車体をバランスしてくれますが、
低速では・・特に時速１０ｋｍ以下の
極低速域ではごまかしはききません。

ほとんどの方は、この低速コントロールを
アクセル操作で行おうとします。

アクセルで速度調整する場合、
２速以上のギアで、
時速２０～３０ｋｍ以上の速度があれば、
丁寧に行えば難しいことはありません。

しかし低速トルクの強大な大型バイクを
時速１０ｋｍ以下の極低速域で
アクセル操作だけでコントロールするのは
上級者でも難しい技術になります。

この場合の解決策として、
アクセルに代わりクラッチを使います。


クラッチ操作を行う際の“半クラッチ"の状態について、
ライダーたちに聞くことがあります。

「“半クラッチ"とはエンジン駆動力が
　何パーセント後輪に伝達した状態ですか？」

ある方は５０％、別の方は３０％などと、
特定の数値をお答えになります。

クラッチ操作での速度調整においての
“半クラッチ"の正解は「１～９９％」となります。

つまり、エンジン駆動力が
かろうじて伝わり始めた状態(１％)から、
完全に伝わる手前までの状態(９９％)までを言います。

アクセル開度を一定に固定しながら
（アイドリングの１.５倍程度)、
この１～９９％の半クラッチ領域を使って、
極低速域の調整を行うのです。

このクラッチレバーの操作域約２，３ｃｍの中で、
歩くより遅い速度から駆け足ほどの速度域を
ローギアだけでカバーできます。

ほとんどのライダーが手に入れたいのは、
この極低速度領域の速度コントロール技術のはずです。

これが身に付けば、低速でのバランス走行はもちろん、
交差点の発進即右左折や、Ｕターンなどの小旋回も
スクーターのようにかんたんになるはずだからです。


特別繊細な技術を要する
アクセル操作に代わる速度調整方法として、
ぜひ“１～９９％の半クラッチ領域"を
意識されて使ってみてください。



【Q&A】初めてバイクに乗られる方からの質問


> 大型バイクに憧れますが、
> 初めてのバイクは中型バイクがいいのでしょうか？
> 大型と中型バイクは、何が違うのでしょうか？
> 街乗りを想定してます。
> 慣れたら遠乗りもしたいと思います。
> また初めてのバイクは中古か新車か迷っています。
> はじめはコケても惜しくない中古がいいかなと。


基本的に、好みのバイクに乗れば良いと思います。

小柄で手足が届かない、
押し回す基本的な体力がないのであれば、
大型か中型バイクかで、
上達度合いが上がるものではありません。

もし体力に自信がないまたは、
街乗り中心であれば中型バイク、
高速道路走行やツーリングメインであれば、
パワーに余裕のある大型バイクは
乗りやすく快適です。


新車か中古車かということで言えば、
初心者だから中古車でいい
と言う考えには必ずしも賛成しません。

初心者、メンテナンス素人だからこそ、
メーカーや販売店の保証の行き届いた
新車を購入するべきではないでしょうか？

せめて、正規販売店の保証がある、
認定中古車などを選択するべきです。

走ることに集中するためには、
不意なトラブルの可能性を
減らすことは大切なことです。


中古車は価格が安い分、
その後に発生するメンテナンスコストや、
トラブルの出費もありますので、
必ずしもトータルコストで安いとも言えません。

中古車を選ぶとは、
希望車種が中古車でないと購入できない場合や、
新車にちかいコンでデションであることを
見極められる目と知識がある、
またはそのような方に
同行してもらうことが条件となります。

これも、安全で幸せなバイクライフを手に入れる
前提条件とご理解ください。



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